今回は「千歳くんはラムネ瓶のなか」通称チラムネ2巻のネタバレや感想、この2巻のヒロイン七瀬悠月について詳しく解説していきます!
余談ですが、先日、悠月と千歳が訪れたカフェのエッグベネディクトを食べようと思い、
福井に足を運びましたが、なんと閉店していました…。無念…。
~目次~
チラムネ2巻:個人的な総括
千歳と悠月、どこか似たような人生を歩んできた2人の(偽り)の恋の物語。
今回も1巻に引き続き、めちゃめちゃ面白かったです。
1巻は非常に評価が高く、かなり話がまとまっていたので、2巻以降はどうなるのかなぁと思っていまいしたが、予想を大きく上回りました!
前回は千歳朔という主人公の人物像スポットライトが当てられ、引きこもりの生徒をリア充に引っ張り上げる形で彼のヒーローっぷりを演出。
今回はヒロインの1人である七瀬を中心に、リア充ならではの悩みや恋愛面が多く描かれていてとても満足度が高い1冊でした。
2巻のあらすじ
それは、ニセモノの恋の物語。
「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
面と向かって女の子にこんなことを言われたら、大概悪い気はしないだろう。
それが、七瀬悠月のようなとびっきりの美少女ならなおさらだ。
でも、うまい話には大概裏がある。
美しい月の光が、ときに人を狂わせるように。
これは、そうして始まった、俺と七瀬悠月の偽りの恋の物語だ。
『チラムネ2巻』ネタバレと感想
偽装カップル成立
「感覚的な話になっちゃうんだけど、なんていうか……日常にときどきノイズが走る気がするの」
『千歳くんはラムネ瓶のなか2』裕夢 ガガガ文庫
七瀬はある日、千歳を福井駅近くのカフェに呼び出し、自分が今抱えている悩みを打ち明けます。
似たもの同士の2人の、漫才みたいな掛け合いが秀逸で面白いですね!
ここで七瀬は、ストーカー?とまではいかなくとも、生活のなかで妙な違和感を感じるようになった現状を千歳に伝え、
「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
『千歳くんはラムネ瓶のなか2』裕夢 ガガガ文庫
とボディーガードとして彼氏役をしてほしいと頼み込みます。
千歳は渋々七瀬の依頼を引き受け、偽装カップルが成立。
翌日、七瀬は夕湖をからかい、ガチで千歳と付き合いはじめたと伝えます。
その後、事情があって偽の恋人を演じていることを話しましたが、夕湖の機嫌は悪いまま。
七瀬の事情はチーム千歳の皆が共有し、協力して解決していく流れになりました。
健太が陰キャならではの視点で発言し、チーム千歳の良いスパイスになっていましたね!
七瀬はその日の部活後、カバンの中に入れていたはずの汗ケアグッズがないことに気づき、変な違和感をより強く感じるようになります…。
恋人を演じる2人
千歳と悠月は付き合い始めたという噂は瞬く間に広まり、
ヤン高の連中が2人が勉強している図書館にやってきます。
千歳は自分からヤン高の生徒に絡みにいき、「七瀬に手を出すな」と相手をけん制。
七瀬は他校の生徒からも人気があるため、こういうことも珍しくないのかもしれないが、
現状ストーカーの最有力候補はヤン高の生徒だが、果たして…。
翌日、千歳が健太と昼食をとっていると、
成瀬智也という生徒に話しかけられます。
どうやら智也は悠月のことが好きなようで、千歳と七瀬の関係を確認したかった模様。
千歳が「とある事情で付き合っているフリをしているだけだ」と答えると、
智也はパッと表情が明るくなり、それならばと千歳に七瀬に対する恋を応援してほしいと頼みます。
智也は「まずは七瀬のことを知る努力をしてみる」とこれから真剣にアプローチするつもりらしい。
次々起こる奇妙な事象
日を追うごとに七瀬に対する奇妙な出来事が起こります。
・七瀬と千歳が写っている写真が3枚、七瀬の家のポスト入っていた
・同様の写真入りの封筒が2枚ポストに投函される
・七瀬の筆箱と手帳がなくなる
・バスケの練習試合の日、バッシュがなくなる
4番目のバッシュがなくなった件については、千歳と海斗が探し回って見つけることができましたが、
さすがに見過ごせないレベルまできましたね…。
2人のデート
七瀬の練習試合の翌日、2人は神社のお祭りに行くことに。
二人は金魚すくいをしたり、○○焼きを食べたりしながらデートを楽しんでいましたが、
ヤン高の柳下という男に絡まれます。
七瀬はこの柳下という男に対して、過剰なまでにおびえた反応を見せ、千歳もそれに驚きます。
どうやら過去に性的な嫌がらせをされそうになったことがある模様。
この場は千歳が機転を利かせて切り抜けますが、七瀬はおびえながら千歳の腕にしがみついていました。
追い込まれる七瀬
七瀬は日々の疲労と苛立ち、ヤン高の柳下の揺さぶりなどによって、憔悴しきっていました。
普段は完璧に演じているぶん、七瀬の異変は明らかでした。
同じクラスの綾瀬なずなという生徒は、七瀬のことが気に入らないようで追い打ちをかけるようにちょっかいを出してきます。←こいつもなんか怪しい!?
綾瀬なずな:ギャル系女子。千歳にもアピールしている。七瀬に対抗心を燃やしている。
そんな中、再びヤン高の柳下が学校に現れるんですが、ここはなんと元不良の蔵センが追っ払います(笑)
千歳家にて
『千歳くんはラムネ瓶のなか』裕夢 ガガガ文庫
「お願いだよ、朔。私を連れてって。私を助けてよぉッ!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか2』裕夢 ガガガ文庫
一人暮らしの朔の家に上がり込んだ七瀬は、中学時代、柳下に暴力を振るわれたことを告白。
どれだけ賢く生きているつもりでも、男子の単純な力には勝てないことに、悔しさと、それ以上に恐怖という感情が押し寄せてきた七瀬。
千歳はそれでも目を背けずに向き合おうとしている七瀬が、七瀬としてここにいることに尊さを感じ、彼女を抱き寄せます。
このまま七瀬は千歳の家に泊まることになり、一夜を共に過ごしました(特に何もなかった)。
七瀬の覚悟
千歳から勇気を立ち向かうもらった七瀬は、一人で柳下と相対します。
「私は処女だ馬鹿っ!あんたみたいな男には、絶対にあげないっ!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか2』裕夢 ガガガ文庫
七瀬は柳下に食らいつきますが、彼に左右の頬を殴られてしまいます。
そこで、ヒーロー(千歳朔)の登場!!しかし、柳下に一方的に蹴られ、殴られる千歳。
あれ!?と思いましたが、これは千歳の計算でした。
千歳は水篠の頼んで、柳下が七瀬に手をあげたところと千歳を必要以上に痛めつけているところを撮影してもらい、正当防衛が担保される状況で喧嘩を始めようとしていたのです…!
結果は千歳の圧勝。これはかっこよすぎる。
事件の結末は?
結局、七瀬にストーカー行為をしていた主犯は、やっぱり成瀬智也でした(笑)
なずなさん疑ってごめんなさいm(__)m
七瀬を精神的に追い込んで、つけ入る隙を作るために色々動いていたんだとか。
千歳はチグハグな動きを繰り返していた智也の考えを見抜き、一芝居うって彼の犯行を自白させました。
ここから何度も何度も千歳に救われることになった、七瀬の本当の恋物語が始まります。
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まとめ
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』通称チラムネ2巻についてまとめてみました。
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズを読んでみてください!