今回は異修羅世界における『詞術』という概念について解説していきたいと思います。
異なる世界の住民でも言葉を通じあえるアレですね(笑)
異修羅という作品は情報量が多くかなりややこしいですが、
なるべくわかりやすい解説を心がけていきます!
異修羅とはどんな作品なのか?
異修羅という作品のキャッチコピーは
「全員が最強・全員が英雄・一人だけが勇者」
逸脱した実力をもつ強者を世界中から集め、最強の勇者を決めるファンタジー小説です!
この作品は第1巻からとんでもない情報量を詰め込んでいるので、
1冊でもかなり読みごたえがあります。
しかもこの作品には独自の要素が多く、中には「設定資料集を読んでいるようだ」という人もいるくらい(笑)
そんな中でも特に難しい概念とされる『詞術』について詳しく見ていきましょう!
作品のあらすじや魅力についてはこちらを参考にしてみてください!
詞術とは?
異修羅世界における大きな設定として『詞術』というものがあります。
この『詞術』というのは、
・4つの系統に分類され、種族や個体による得手不得手が存在する
・その魂へと伝える言葉を紡ぐ特別な詠唱が必要になる
・作用させる器物、人物、そして土地を理解した上で、意思の疎通を行う技術
と定義されています。
要するに「特定の人物やモノに対して直接言葉を伝える術」というのが一番わかりやすいと思うんですが、
第1巻でも序盤で、ユノは詞術について理解していなかったソウジロウに対して、
「……あなたと私が、こうやって話せているのが、詞術。力術や熱術は……その詞術で、動いたり燃えたりするように、頼むの。空気や物を……相手に」
と詞術について言及しています。
ですがまだ少しわかりずらいですね。
もう少し深掘りしてみましょう。
異修羅世界では当たり前の術!
異修羅世界の生物は、誰でも『詞術』を当たり前に使っていて、
言葉や気持ちを相手に理解させることができます。
なので言葉の壁というものはなく、言葉を話せない生物とも意思疎通できる能力者も存在しています。
しかもその応用で天候を操作したり、銃弾の軌道を変えるように働きかけるようなチートスキルを使える奴もいます(笑)
客人=『詞術』の使い手
別の世界から異修羅世界に送りこまれた「客人」たちは、
元にいた世界でも無意識のうちの『詞術』を使っていました。
「客人」
世界の法則にあまりに反している存在だったため、世界からはじき出された存在。
彼らは異修羅世界に送り込まれて、勇者を決めるトーナメントに参加することになる
客人たちの能力は元の世界では説明できなかったため、
『詞術』という概念が当たり前の世界に飛ばされたという設定になっているようです。
要するに「地球だと異常な存在だけど、異修羅世界では普通だから、こっちに移動させてあげよう」という感じでしょうか(笑)
それによって、異修羅世界には巨人や鳥獣、スライムなど多種多様な種族が入り混じっています。
規格外の個人だけでなく、異様な能力を持つ物品や場所そのものまで流れ着くこともあるとか…。
また、身体的な強さのみならず知能、技術力、政治力なんかも対象に含まれています。
「客人」とはつまり、なろう系作品によくある「転移者を特別扱いする」のではなく、
「特別だから転移してしまった人」ということになりますね!
詞術の系統
詞術には大きく4つの系統があります。
熱術
炎、雷、光といった、その地点にあるエネルギーを作り出す術。
工術
形を変える術。弓を作ったり食器を作ったりできる。
力術
すでにある物質やエネルギーに自在に運動量を与える術。
生術
物の性質を変える術。けがをした細胞を復活させたり、水をお酒に変えたりできる。
これら4つの系統のどれか1つを極める人もいますが、
もちろん複数の系統を組み合わせて戦う人もいます。
厳密にいうと、4系統だけでこの世界を構成する詞術をすべて説明できるわけではなく、
例えば物体に自律した意思や生命を与える術などは「魔の術」とされています。
なにはともあれ、この詞術は言葉による意思疎通である以上、
その操作する対象について深く理解していなければならないため、
自分の得意とする分野以外の系統を覚えるのは非常に難しいようです。
『詞術』習得の難易度
先ほど詞術の習得の難しさについて言及しましたが、
難易度は以下の0~5に分かれています。
0系統
客人とウハクのみ。
1系統
種族によって異なりますが、才能がない部類にあたる。
2系統
異修羅世界で普通に生きていれば修得可能。
3系統
しっかり勉強すれば習得可能。“教団”の標準。
4系統
希少性が高い。習得できれなかなり自慢できる。
5系統
めったに存在しない。現状クラフニルのみ。
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まとめ
今回は『異修羅』の『詞術』そして『客人』ついてまとめてみました!
少し難しい概念ですが、理解できれば異修羅世界をもっと楽しめると思います。
最強達のバトルシーンが非常に熱い作品になるので、
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズを読んでみてください!