今回は『よう実』のもう1人の主人公とも言われている人気ヒロイン「堀北鈴音」について解説していきます。
堀北は、序盤とは見違えるほど、作中の特別試験を通じて成長していきます。
特に関わりの多い、綾小路、櫛田、そして兄の堀北学を中心に、
堀北鈴音のこれまでを振り返ってきましょう!
原作最新刊までのネタバレを含むのでご注意ください!!
~目次~
プロフィール
2年生時点でのOAA(All Over Ablity)
⇒学力A-(82)、身体能力B(71)、機転思考力C-(42)、社会貢献性B+(80)、総合B(67)
堀北鈴音 基本情報 |
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・身長:156㎝ ・誕生日:2月15日 ・星座:みずがめ座 ・一人称:わたし ・性格:良くも悪くも正直者。馴れ合いは不要と考えているため愛想がない。 ・長所:学力、身体能力ともに優秀。容姿端麗。1度決めたことはやり遂げようとする強い意志を持つ。 ・短所:協調性がない。他人を見下すような態度からトラブルに発展しやすい ・特徴:作中で一番成長しているキャラ。生徒会メンバー。クラスリーダーとして指揮をとる。 |
なぜDクラスに配属された?
学力、身体能力ともに学年上位で目立った問題行動を起こしていなかった堀北ですが、
入学時、一番下のDクラスに配属されることになります。
その理由は協調性のなさにありました。
兄の堀北学からは、「孤高と孤独をはき違えている」
綾小路からは、「人間関係をおろそかにしているからだ」と指摘されていました。
ずっと兄の背中だけを追いかけてきた堀北は、上を目指すあまり弱者を切り捨てる考え方で、
クラスメイトを見下すような態度を取ることが目立ち、当然皆から良く思われていませんでした。
彼女はある程度は1人でなんでも出来てしまうがために、他人と一切協力しようとしません。
高校でもそのスタンスを貫いていこうとしていた堀北ですが、
1人の力では上のクラスに行くことは不可能だと考えを改め、周りと協力することを覚えていきます。
堀北の強さと成長
堀北は『よう実』のもう1人の主人公とまで言われるほど、
作中の特別試験や色々な出来事を通じて成長していきます。
「最強キャラの綾小路」と「成長する堀北」のバランスがこの作品の面白さをより引き立てていますね!
1年生編3巻:無人島試験での挫折
この試験ではクラスでリーダーを一人決める必要があり、そのリーダーとなった堀北は、
大事なキーカードをCクラスの伊吹に盗まれてしまいます。
さらに堀北は体調不良も重なり、この特別試験では
クラスに貢献するどころか、クラスの足を引っ張る形になってしまいます。
最終的には綾小路の暗躍によって、見事クラスは1位で試験を終えることになりますが、
堀北はこの試験で自分1人では何もできなかったということを痛感しました。
この試験で、自分の実力不足と仲間の重要性を知った堀北は、ここから成長を遂げていきます。
1年生編6巻:須藤の説得
1年生編6巻の体育祭を通じて、クラスの問題児である須藤を説得し、見事忠犬にしています。
身体能力は抜群に高い須藤は、体育祭で活躍しようと張り切っていましたが、
チーム戦でクラスメイトとの連携が上手くいかず。体育祭を途中で投げ出してしまいました。
そんな須藤の姿を見た堀北は、今までの自分と須藤を重ね合わせます。
堀北はAクラスに上がるためには須藤の力が必要と考え、彼を説得。
堀北の熱弁に心を打たれた須藤は、その後勉強にも真面目に取り組むようになりました。
以前からの素行の悪さも改善傾向にあり、学力も大きく向上したことによって
今ではクラスになくてはならない存在にまで成長!
この2人のコンビは個人的にめちゃめちゃ好き!!
2年生編8巻で、須藤は堀北に告白して振られてしまいますが、今後2人の関係にどう変化が起こるのかも注目です!
1年生編10巻:クラス内投票
1年生編10巻の『クラス内投票』でも堀北の真価が発揮されます。
この試験は、匿名で賞賛・批判に値すると思った生徒をそれぞれ3名ずつ投票し、
批判票を最も多く集めた生徒は「退学」になる非常にシンプルなルールになっています。
この試験ではクラス内の裏切り者によって、綾小路への批判票が集中する流れになっていたのですが、
Aクラスを目指すために絶対に綾小路を退学させるわけにはいかない堀北は、
裏切り者を山内と特定し(坂柳にもてあそばれてた)、
見事そのまま山内を退学する流れへとクラスを誘導しました。
クラスメイトの平田との衝突もありましたが、クラスをまとめる統率力を発揮し、
貢献度の低い生徒を切り捨てる苦渋の決断も行うといった、まさにリーダーの役割を全うした始めての特別試験になりました。
兄『堀北学』との関係性
堀北鈴音は、幼い頃から優秀な兄「学」のことを追いかけてきました。
しかし学は、自分に依存してしまっては鈴音自身の成長が止まってしまうと考え、
あえて突き放すような態度を取るようになります。
鈴音は学に認めてもらうために、同じ高度育成高等学校への入学を希望。
しかし配属されたのはDクラスだった鈴音は、兄を失望させないためにAクラスへ上がるべく奮闘していきます。
ちなみに鈴音が髪を伸ばすようになったもの、学が以前に「髪の長い女性がタイプ」ということを聞いたからなんです。
とんでもないブラコンっぷり(゚o゚;)
そして学はすべて自分の言った通りにしか行動しない鈴音に対して失望してしまいます。
ちなみに髪が長い方がタイプと言ったのは冗談で、鈴音の行動を見るための発言でした
決意のショートヘア!
今までずっと兄を基準とし、兄に追いつき認められるためだけに行動してきた鈴音ですが、
兄の卒業というタイミングで、ようやく兄に依存したままではダメだということに気づきます。
兄に自分の思いを伝える最後のチャンスを得た鈴音は、
「どうやって自分を見てもらえば良いのか」
「この1年での成長をどう伝えたら良いのか」
葛藤していました。
色々悩んだ鈴音が出した答えが、今までの自分と決別、髪切ることでした。
兄の好みと聞いていた長い髪を切り落とすことで偽物の自分に別れを告げ、
これからは新たな自分として、兄を超える決意を固めました。
この鈴音の姿を見た学ぶも、「成長したな」と優しく声をかけます。
このシーンは涙が止まらんっっ(>_<)
学は鈴音に対してきつく接してきましたが、それは鈴音を見放したからではなく、
自分の道を歩んでいって欲しいという思いからで、本当は誰よりも鈴音のことを考えていたんですね(´・ω・`)
綾小路との関係性
綾小路と関わることによる変化
ダブル主人公なので当然かもですが、入学当初からこの2人の絡みは非常に多かったですね。
堀北は、当初クラスで隣の席だった綾小路のことは「隣人」と呼び距離を取りつつも、
最低限の交流は持っているといった感じでした。
しかしピンチの場面を何度も助けられているため、徐々に綾小路のことを信頼していきます。
堀北は綾小路のことを「只者ではない」と感じつつも、
「オレの詮索はするな」
と言われているため、それを律儀に守っていました。
綾小路は目立ちたくないため、自分が裏で動いていたことを毎回「堀北のおかげ」
「堀北の指示で動いただけ」と言って堀北を隠れ蓑として使っていました。
そのため堀北のクラス内での評判はどんどん良くなり、
1年生編無人島試験では、照れながらも綾小路のことを「仲間」だと認めていました。
まあ綾小路は堀北も道具としか見てませんでしたが、、、。
堀北が綾小路と関わることによって、
「自分1人でAクラスに上がる」から「みんなでAクラスを目指す」といった考え方に変化していきましす。
生徒会長を目指す
また、綾小路は南雲の監視役として、堀北を生徒会入りさせようとします。
堀北は生徒会に入る気はありませんでしたが、
2年生最初の中間テストで綾小路に負けたら生徒会に入るという条件を飲み込みます。
勝負する教科は数学だったのですが、
教師でも解けないよう問題を綾小路は難なく正解して100点を取ってしまったことで堀北の生徒会入りが決定。
ですが堀北は「やるからには生徒会長を目指す」と宣言しています。
堀北と勝負したい綾小路
堀北の成長を一番近くで感じ取り、そのポテンシャルを誰よりも評価している綾小路は、
堀北の成長を見ていたいと思うのと同時に、堀北と戦いたいと思うようになります。
堀北と戦うために、堀北の成長を助けるのはもちろん、
堀北がクラスのリーダーとしてまとめていけるように、
平田、軽井沢、そして櫛田で堀北を支えていく布陣を着々と整え、
自身がクラス移動をする準備を進めています。
おそらく、「綾小路VS堀北」が描かれるのはだいぶ先になるかと思われますが、
めちゃめちゃ楽しみですね!!
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まとめ
今回は、よう実のダブル主人公の1人「堀北鈴音」について解説していきました。
作中初期は高慢な態度で協調性も全くなかった堀北ですが、綾小路との関わりや特別試験を通じて成長し、
他クラスのリーダーにも全くひけをとらない実力を手に入れました。
そんな堀北の今後の活躍や綾小路の対決は実現するのかどうか、ますますよう実から目が離せません!
気になった方はぜひ原作を読んでみてください!