今回は「ようこそ実力至上主義へ」の神崎隆二について解説していきます。
原作未読の方ですと、やや印象の薄いキャラかもしれませんが、神崎は学年でも非常に高い能力を持ってもり、
自身が所属する一之瀬クラスをしっかりと支えています。
そんな神崎ですが、もしかしたらホワイトルーム出身なのではないかという疑惑もあり、
今後物語にどう絡んでくるのか非常に注目の生徒の一人です。
それでは彼について詳しく見ていきましょう!
原作最新刊までのネタバレを含むのでご注意ください!!
~目次~
プロフィール
2年生時点でのOAA(All Over Ablity)
⇒学力B+(77)、身体能力B(70)、機転思考力C+(60)、社会貢献性B(71)、総合B(69)
神崎隆二 基本情報 |
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・身長:174㎝ ・誕生日:12月5日 ・星座:いて座 ・一人称:おれ ・性格:物静かで控えめ。クール。 ・長所:学力・身体能力ともにクラス上位。優等生。 ・短所:態度や言動は消極的。コミュニケーション能力は低め。 ・特徴:一之瀬の参謀としてクラスを支える→クラスを変えるために動くようになる |
1年生編『一之瀬の参謀』
これといって、特に目立つ行動を取っているわけではない神崎ですが、
原作2巻で初登場し、Dクラスの須藤暴力事件の目撃者捜しに協力していたり、
9巻では一之瀬に対する悪い噂を流したAクラスの橋本に尋問しに行ったりと、
普段あんまりしゃべらないけど、実は熱い心をもった良いやつという印象です。
そんな神崎は学力・身体能力ともに優秀で、一之瀬クラスではエース格ではありますが、
基本的には一之瀬を信頼し、彼女の右腕として動いていました。
しかし「善人の塊」である一之瀬は正攻法でしか戦うことができず、クラスでは誰も一之瀬に意見できる人もいないことから、
このままではクラスは停滞し上を目指すことができないと考えた神崎は、
クラスを変えるために動き出すことになります。
2年生編『クラスを変えたい神崎』
2年生編が始まって、神崎の登場機会は非常に増えていきます。
神崎は1学期最初の特別試験で、
「上を目指すことをせず、退学者を出さないことを優先したクラスが最下位になったこと」、
そして「Cクラスに転落したこと」に焦りを感じていました。
そしてその特別試験の数学テストで、学年で唯一満点を取った綾小路への警戒心を強めていき、
無人島サバイバルでも綾小路に接触し、一之瀬の奮起を促しています。
ついに動いた『満場一致試験』
5巻『満場一致試験』で、神崎がクラスに発破をかけるべく動き出します。
この満場一致試験の最後の課題であった
100クラスポイントを得る代わりにクラスメイトを一人退学させる
にクラスの全員が迷うことなく反対に投票しようとする様子を見た神崎は、
たった一人で賛成に票を投じます。
神崎は、犠牲を出すことを気にするあまり、
上のクラスを目指すチャンスをことごとく逃してしまっているクラスの現状を変えたいと訴えましたが、
結局は一之瀬やクラスメイトにまるめこまれ、反対に票を投じることになりました。
姫野ユキとの協力
やがてDクラスに転落してしまい、もはや浮上の足掛かりすらつかめない一之瀬クラス。
神崎も精神的にかなり荒れてしまっており、綾小路に対してもきつく当たってしまいます。
そんな神崎を見た綾小路は、神崎と同じように一之瀬の方針では戦えないと考えている姫野ユキと接触し、
神崎とともにクラスを変える仲間を増やす提案を持ち掛けます。
そして神崎は再び奮起し、姫野とともにクラスを変えていく決意を固めることになります。
ただ一之瀬自身も覚醒(暴走)の兆しを見せており、綾小路は「一之瀬と神崎」両方を成長させて、経過を観察しようとしています…。
正体はホワイトルーム生?
この神崎ですが、原作ファンの間で「もしかしたらホワイトルーム出身なのでは?」という噂されています。
その疑惑が浮上した理由は、2つあると考えています。
①綾小路と発言内容が一致
まずは、原作10巻の一之瀬の発言から、
「大丈夫だよ。神崎くん、私に教えてくれたことがあったよね。力を持っているのにそれを使わないのは愚か者のすることだって。だから私、自分なりに考えたの。」
©衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ10巻
一見すると、一之瀬の右腕として動いている神崎が、
「力を持っているのにそれを使わないのは愚か者のすることだ」
という自身の考え方を伝えても、特に違和感はないように思えます。
しかし原作1巻で似たようなセリフが出てきていました。
原作1巻にて、綾小路が何か考え事をしているシーンがあり、
そこで綾小路の頭の中にある言葉がよぎります。
それは、
「力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ」
©衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ1巻
そして綾小路は続けて、
思い出したくもないのに、あいつの言葉がオレの頭を過った。
「愚か者……なんだろうなぁ。オレはやっぱり。」
©衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ1巻
と口にします。
そう、この綾小路の発言と、神崎が一之瀬に伝えた言葉がほとんど同じなんですよね。
この発言の一致は単なる偶然ではなく、2人とも共通の指導者から繰り返し教わった考え方だとすると、
かなり腑に落ちるのではないでしょうか。
綾小路のセリフの中にある「あいつの言葉」とは、
ホワイトルーム最高責任者である綾小路父のものである可能性は極めて高いので、
このことから「神崎=ホワイトルーム生(脱落者)」説が生まれました。
②綾小路と能力バランスや性格が似ている
こうしてホワイトルーム生の疑惑が生まれた神崎ですが、能力や行動もどこか綾小路と似通っている部分があります。
【綾小路と神崎の共通点】
・学力・身体能力ともに高い
・積極的に表立った行動はしない
(綾小路は堀北、神崎は一之瀬の陰で活躍するケースが多い)
・交友関係は浅く、人付き合いはあまり得意ではない
・大きな欠点はない
まあ、こんな感じの特徴を持つ生徒はそこまで珍しくもないかもですが、
人格的にホワイトルーム出身である綾小路とは何か近いものを感じずにはいられません。
ついに明かされた神崎の素性
2年生編8巻『修学旅行』では、神崎の父親はある有名企業の代表を務めており、
綾小路父のことを慕っていたという事実が明らかになりました。
また坂柳理事長ともつながりがあったことから、
神崎と坂柳有栖は高校入学前からの知り合いだったようです。
この8巻では、旅館で坂柳、神崎、綾小路の3人が集まるシーンがあるんですが、
そこで神崎は、綾小路清隆があの綾小路先生の息子ということに気づき、
やはり綾小路がただものではなかったと納得していました。
神崎の父親が綾小路父を慕っていたことから、神崎自身も綾小路父と何度か会ったことがあり、
その際に例の、
「力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ」
という考え方を教えられた可能性が高くなりました。
なので、綾小路父の影響は受けているものの「神崎=ホワイトルーム生」説は実証されませんでした。
それどころか、ここでの会話で神崎がホワイトルームだったという発言や何かしらの動揺が見られなかったことから、
神崎はホワイトルーム出身ではなく、
父親つながりでただ綾小路先生との関わりがあっただけと考えるのが個人的には妥当な気がします。
(※小説0巻にて神崎の父親は財政界の人間であり、綾小路父と面識があったことが判明しました)
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まとめ
今回は「神崎隆二」というキャラクターについて詳しく見ていきました。
神崎は2年生編になって、一之瀬クラスを変えていく存在として頭角を示しつつあり、
今後も活躍が期待できますね!(綾小路がクラス移動して共闘する展開もあるかも)
またホワイトルーム生であるのかはまだ謎のままですが、
綾小路とのかかわりやクラスでどう立ち回っていくのか注目して見ていきましょう!