今回は無職転生から、ノルン・グレイラットについて解説していきます。
主人公ルーデウスの妹で、パウロとゼニスの娘です。
そんなノルンの作中での活躍や、兄ルーデウスと妹アイシャとの関係、
そして意外な結婚相手についても詳しく見ていきましょう！！
～目次～
ノルンはどんな人物？
ノルンはルーデウスの6歳下の妹で、腹違いの妹アイシャとは同じ日に生まれました。
父親のパウロが甘やかしすぎたことで、ワガママなところもありますが、
頑張り屋な性格で、どこか放っておけない妹という印象です。
ノルンにはルーデウスのような魔術の才能やパウロのような剣術の才能はなく、不器用でした。
そのため優秀なルーデウスや妹アイシャと比べられることも多く、劣等感を感じていました。
幼少期（3～10歳）
転移事件の発生
ノルンは3歳のときにフィットア領転移事件に巻き込まれ、父パウロと一緒にアスラ王国南部に転移します。
パウロは急いで故郷のブエナ村に帰りましたが、そこには何も残っておらず、
ここからパウロと2人きりの生活が始ります。
パウロは他の家族を見つけようと動きますが、
一向に見つかる気配がなく、次第に酒に溺れるようになっていきました。
ノルンはそんなパウロを見てもいつも嬉しそうに話しかけ、
パウロにとって心の支えになっていました。
兄ルーデウスと再会
フィットア領転移事件から約2年後、ミリス神聖国で兄ルーデウスと再会。
このときノルンはルーデウスのことを全く覚えていませんでした。
しかもルーデウスがパウロと喧嘩して殴りかかっている最中に再会してしまったため、
ノルンにとって、ルーデウスは「大好きなお父さんを殴る悪い人」となってしまいます。
パウロとルーデウスはその後和解しましたが、ノルンはずっとルーデウスのことを嫌っていました。
妹アイシャと再会
その後ルーデウスたちがシーローン王国にいたリーリャとアイシャを救出し、
2人はパウロとノルンに合流することになります。
ですがノルンは妹アイシャとも上手くいきません。
ノルンとアイシャはミリスにある学校に通うことになるんですが、アイシャはことあるごとにノルンと張り合います。
アイシャは何事においても優秀な成績とってしまう天才児だったので、次第にノルンを見下すように、、、。
ノルンはアイシャに劣等感を抱くようになり、2人の仲はどんどん悪くなっていきます。
ラトレイア家での教育
その後2人はゼニスの実家「ラトレイア家」で教育を受けることになります。
ノルンはゼニスの母親（ノルンにとっては祖母）から、
「ラトレイア家の淑女として、恥ずかしくない能力を持ちなさい！」と厳しい指導をされます。
一方のアイシャは、ラトレイア家の血筋ではないので、
「妾の子なんだからノルンを立てなさい」と教育され、お互いがコンプレックスを抱えてしまうことになってしまいました。
ルイジェルドとルーデウス邸へ
ノルンとアイシャはパウロのもとで生活していましたが、
パウロはゼニス救出のために魔物の多いベガリットへ行かなければならなくなり、
娘2人を連れて移動するのは危険と考えていました。
そんな中でルイジェルドと再会し、彼に娘達をルーデウスの元へと送り届けてもらうことにしました。
ノルンはルイジェルドに非常に懐いていて、旅の道中に何度も助けてもらっていました。
ルーデウス邸に到着し、ルイジェルドとの別れを渋っていたノルンですが、
「これからは俺ではなく、ルーデウスを頼れ」と言われて頭をなでられ、ルイジェルドとの別れることになります。
ラノア魔法大学でのノルン
兄ルーデウスと和解
ルーデウス邸に到着したノルンは、
ラノア魔法大学に通うことになり、寮生活がしたいと言い出します。
ルーデウスは10日に1度家に帰ってくることを条件に寮生活を許可。
ですがノルンは、
・アイシャやルーデウスとも心の距離があり、頼れる人がいない
・あまり友達も出来ない
・優秀な兄と比べられる
そんな状態が続き、次第に心病んでいってしまいます。
そんなノルンの状態を知ったルーデウスは、彼女の部屋を訪れ、
「ノルン、ごめんな。お前、こっちに来てから、辛いだろ？」
理不尽な孫の手・KADOKAWA刊／無職転生11巻
と不器用ながらもノルンに歩みよります。
この姿が父親のパウロと重なってみえたのか、ノルンの気持ちが揺れ動きます。
そしてノルンは父親パウロの同じ温もりを感じながら、ルーデウスの胸の中で涙を流しました。
その翌日からノルンは元気を取り戻し、積極的に剣術や魔術の勉強に取り組むようになっていきます。
充実した学園生活
ルーデウスとの1件があった後、性格が少しだけ明るくなったノルン。
優秀な兄と比べられる環境は変わりませんでしたが、
友達もでき、剣術や魔術などを積極的に勉強するようになりました。
そんなノルンはアリエルの後を継いで生徒会長に就任。
ドジなところも多かったノルンですが、みんなから愛されていました。
ファンクラブができる？？
ノルンはその整った容姿から、男子生徒の注目となります、
ノルンちゃんファンクラブが結成されることになりました。
その中にはかなり危ないヤツもいましたが、、、。
ちなみにファンクラブ初代会長はルーデウス！
結婚相手はまさかのルイジェルド
本編終了後の蛇足編にて。
ラノア魔法大学を卒業したノルンは、魔術師ギルトの事務員として働いていました。
学生時代にも恋人はおらず、浮ついた話もまったくなかったノルンですが、
ルーデウスがルイジェルドとの縁談を持ちかけます。
ノルンは「兄さん！ぜひその縁談を進めてください！」と乗り気。
小さいころに抱いていたルイジェルドへの憧れが、成長するとともに恋心へと変化したようです。
本編24巻でも、病気で倒れていたルイジェルドをノルンがずっと看病するといったシーンもありました。
ルイジェルドの方も、ずっとノルンのことを気にしていたようで、
「俺はノルンに懸想している……」と発言。（※懸想‥相手のことを恋い慕う）
その後、ルイジェルドはノルンにプロポーズし、ノルンはスペルド族の村に嫁ぐことになりました。
1年後には娘「ルイシェリア・スペルディア」を出産し、幸せな家庭を築きました。
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まとめ
今回は無職転生ノルンについてまとめてみました！
最初はルーデウスのことを嫌っていたノルンですが、最終的にはとても感謝するようになり、
その後はルイジェルドと幸せな家庭を築くことになりました。
ここではまとめきれなかったノルンのエピソードもたくさんあるので、
ぜひ原作小説も読んでみてください！
