今回は「千歳くんはラムネ瓶のなか」通称チラムネの人気キャラ、青海陽について解説していきます。
~目次~
陽はどんな人物?
バスケ部に所属する運動神経抜群のかわいい系女子。
小柄で華奢でさばさばした性格ですが、時々乙女モードになります。
同じバスケ部の悠月とは親友でありライバルでもある良い関係です。
千歳と陽が互いに支え合って、壁をぶち破って成長して周りの人間を変えていく場面が個人的にめっちゃ刺さりました!
4巻 陽と朔の熱い夏の物語!
陽がメインになるのは原作小説4巻。
正直3巻まではほぼ空気でしたが、この4巻は陽の魅力がたっぷり詰まっており、彼女らしい「ザ・青春」というようなストーリーでした。
たヒーロー千歳朔が悩んでいる陽を助ける展開になるかと思いきや、4巻は逆に陽が千歳をたくさんの大事なものを与えていましたね。
キャプテンになった陽
3年生が引退して、バスケ部のキャプテンに就任した陽は、副キャプテンになった七瀬とともに、日々練習に励んでいました。
陽はもっとチームを強くするために、ライバルの東堂舞に勝つために、今まで以上に厳しい練習をするようになります。
チームメイトからは不満の声がでているようですが……。
陽と千歳と野球部員
部活に精を出す陽ですが、授業中の居眠りが原因で放課後に千歳とプール掃除をすることになります。
2人がプールに移動する途中、野球の生徒から声をかけられます。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
野球部からの誘いを受けた千歳は、冷静さを欠いた様子で
「――っざんけんなよテメェッッッッ!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「そんなに、そんなに軽い決断じゃねぇんだよっ!!」
と右手の拳を握り、コンクリートの壁に向かってたたきつけようとします。
陽はなんとか千歳を落ち着かせ、2人はその場を後にします。
その後、プール掃除用のホースで水の掛け合いっこを始めた2人。
陽のおかげで千歳はいつもの元気を取り戻します。
千歳が野球部を辞めた理由
3巻でも千歳の過去について(明日姉との昔話)が明らかになりましたが、4巻は野球部を辞めた理由が明かされました。
再び野球部からの勧誘を受けた千歳でしたが、隣にいた陽が野球部の連中にブチ切れ(笑)
その後、足羽山にのぼった千歳と陽。
千歳は陽に自分の弱みをさらけ出します。
千歳は、小さいころから遊ぶ時間を削って毎日体をいじめ抜き、練習や試合で何度も挫折を味わい……。それでも強くなりたい、勝ちたいと思って努力をし続けていました。
彼の才能も相まって、地元では有名の野球選手に成長していきます。
当然、高校でも野球部に入ることになるのですが、監督を務める綿谷が、今どき珍しいオールドタイプの指導者だったのです。
少しでも反論すると生徒を怒鳴りつけ、ペナルティとしてしばらく試合に出場させないんだとか。
千歳は監督のくだらない拘りのせいで、チームが勝つチャンスを逃していることに激怒します。
「お山の大将はいらん。お前はもう使わない」
そう監督に言われてしまった千歳は、その後試合への出場はおろか、ボールとバットにも触らせてもらえませんでした。
それでもまた仲間と野球をするために、必死に基礎トレーニングを続けていた千歳ですが、
「甲子園目指すっての、千歳だけ本気で言ってるもんな」
「あえて弱小高で甲子園目指すって、漫画かよ」
「まあ、持ってる人間に持ってない人間の苦悩はわからないよ」
と部員たちがケラケラ笑って話しているところを聞いてしまい、彼の心はポッキリと折れてしまいます。
翌日、千歳は退部届を提出し、監督は無言でそれを受け取りました。
千歳の話を聞いた陽は、
「そんなあんたが、初めて見つけた本物のヒーローがっ」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「だせぇ退場の仕方してんじゃねぇよ!!」
「あんたが野球を辞めなきゃいけない理由はひとつもないだろおおぉぉぉぉぉ!!」
と泣きながら、あの日逃げ出した弱い千歳を叱ります。
陽のまっすぐな気持ちが千歳の心に響き、彼も号泣。
千歳は夏の大会限りで野球部に復帰することを決めます。
いやぁ。。。青春まぶしすぎますね。
チームがバラバラに……
バスケ部キャプテンになった陽は、『憎まれ役は一人でいい』と部員たちに厳しい練習メニューを課してきましたが、遂にチームの空気に亀裂が入ります。
「やってらないよ……。」と、部員たちが次々に体育館から出ていってしまい、陽は泣かないように必死で唇をかみしめていました。
今度は千歳が陽を助ける番です!!
千歳は「俺ももう1度バットを振るからお前も頑張れ」と、陽を奮い立たせます!!
藤志高VS越高
いよいよ試合の日がやってきました。
試合前練習で背面キャッチをして皆の緊張をほぐし、早速1打席目で場外ホームランをかっ飛ばす千歳。
千歳は守備の際に怪我を負いながらも、陽の声援もあり最終打席では必死にボールに食らいつきます。
千歳の出塁で奮いたったチームメイトが後に続き、見事藤志高は越高に勝利を収めます!!
ーねぇ、好きだよ千歳、私あんたを愛してる。
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
こんな姿を見せられたら、そりゃ好きになっちゃうでしょ。
藤志高VS芦高
その翌日、陽は東堂舞を擁する芦高との練習試合に挑みます。
チームメイトとはギクシャクしたままでしたが、試合を通じて陽は千歳と同じように、自分のプレーでチームの雰囲気を変えていきました!!
千歳も応援もあって、陽は一皮向けて成長した様子。
これで付き合ってないってどういうことっ!?
試合には負けてしまったものの、ナナとのコンビネーションも最高だったし、センとヨウもこれからどんどん強くなっていく予感です。
陽の気持ち
「――愛してるよ、千歳」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「残りの十センチは、いつかあんたに埋めてもらうから」
陽は千歳の喉仏のあたりにキスをし、満面の笑みを浮かべて告白します。
ここで千歳が答えを出すことはありませんでしたが、千歳の胸を熱くさせたことは確かでしょう。
5巻 千歳家にて
4巻で勢いに任せて千歳にキスをし告白した陽は、恥ずかしさに頭を抱えていました(笑)。
そんな陽は、悠月の手助けもあって千歳の家にご飯を食べに行くことになります。
千歳の家に入ると、そこにはご飯を準備をしている優空の姿が!!圧倒的正妻感!!
陽は最初、千歳を意識しすぎてぎこちない様子でしたが、外でキャッチボールをするといつもの調子に戻りました。陽がどんどん可愛くなっていきますね!!
その後陽は、千歳、悠月と一緒に優空の作った料理を堪能しました。またこの巻で行われた勉強合宿にて、陽は千歳に再告白していましたね!
6巻 千歳を元気付ける陽
5巻のラストで夕湖の告白を断り、自己嫌悪に陥る千歳。
そんな千歳を元気付けようと、陽は悠月と一緒にの彼の家を訪れます。
夕湖の告白を聞いて、一歩踏み出す勇気のない自分をなんて臆病者なんだと恥じていた陽。
しかし気持ちを切り替え、亜十夢と一緒に再び千歳の家に赴き、4巻の特訓のときのうようにひたすら体を動かすことで彼を元気づけます。
自分らしいやり方で彼を立ち直らせようとしている姿が印象的でした。
6.5巻 かかげた両手に花束を!
千歳のことで頭がいっぱいだった陽は、バスケの練習に集中できずにいました。
そんな陽の状態を心配した顧問の美咲先生は、陽がこの高校への進学したきっかけとなったOG2人、さらにはライバル東堂舞も読んで、陽に復調のきっかけを与えようとします。
やっぱり今回も陽のエピソードらしい、スポ根展開です(笑)
陽は最初、OGや東堂舞のプレーに圧倒されますが、千歳との電話で勇気をもらい、後半から息を吹き返します。
バスケも恋も全力投球することに決めた陽は、なんだが覚醒してしまった模様。
私も学生時代に部活を(一応恋も)頑張ってたから、陽の話は共感できるポイントがめちゃめちゃ多いんですよね。
7巻 1年生紅葉にやられる
文化祭編から登場した新キャラ望紅葉。
いかにも素直で可愛げのある後輩に見えますが、、、。
紅葉の暴走によって、チーム千歳が築き上げてきた恋と友情のバランスが破壊されていきます。
陽ももれなく紅葉の餌食になってしまいましたね。あまりに脆すぎて少し笑ってしまいましたが、、、w
陽は自分よりもキャッチボールが上手い紅葉が、千歳と楽しそうに汗を流しているのに感情が抑えられなくなり、みっともなくその場から逃げてしまいす。
自分の居場所、千歳との時間を奪われたと思い、後輩相手でも冷静さを保てなかった陽。
その後自分の至らなさを反省し、紅葉と千歳に謝っていしました。
8巻 美咲先生の夢
悠月の覚醒により、自分が置いていかれたと落ち込んでいる陽に、美咲先生が声をかけます。
美咲先生は、「悠月と陽の力を最大限引き出せば、全国制覇も夢じゃない」と言い出すんですよね。
これはびっくり( ゚Д゚)。陽もそれを聞いて元気を取り戻します。
成長するタイミング、才能や努力が報われるタイミングは人それぞれだから、覚醒した悠月と何かを掴んで成長した陽のコンビネーションが決まれば、全国制覇も狙えるかも?
まさか美咲先生がそんな夢を抱いていたとは。
陽の成長と今後の女子バスケ部にも注目ですね!
『チラムネ』読むならこちら!!
『千歳くんはラムネ瓶のなか』を読むならeBooksJapanがおすすめです!!
★作品数85万冊以上
★5000冊以上試し読み無料
★ 初回ログインで70%OFF×6回クーポンがもらえる!
★PayPay支払いもできてポイントも貯まりやすい!
⬇ ⬇ ⬇
まとめ
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』の青海陽についてまとめてみました。
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズを読んでみてください!