今回は「千歳くんはラムネ瓶のなか」通称チラムネ4巻のネタバレや感想、この4巻のヒロイン青海陽について詳しく解説していきます!
この4巻で私の推しヒロインが確定しました!!
~目次~
チラムネ4巻:個人的な総括
いやぁ、4巻は「ザ・青春」というようなストーリーでしたね。
リア充とか陰キャとか関係なく、ただスポーツに向き合う少年少女の熱い物語に感動しました(スポ根ものにはめっぽう弱い(T_T))。
1~4巻の中では、圧倒的に最高の1冊です。
3巻までの感じだと、またヒーロー千歳朔が悩んでいる陽を助ける展開になるかと思いきや、4巻は逆に陽が千歳をたくさんの大事なものを与えていましたね。
これまで明かされていなかった千歳と野球部との関係がついに明かされ、最高の胸熱ストーリーへとつながります。
千歳と陽が互いに支え合って、壁をぶち破って成長して周りの人間を変えていく。
刺さる人にはとことん刺さる内容だったと思います!!
4巻あらすじ
あの夏の、忘れ物を拾いにいこう。
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。
仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。
そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
――あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。
これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。
あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
『チラムネ4巻』ネタバレと感想
キャプテンになった陽
3年生が引退して、バスケ部のキャプテンに就任した陽は、
副キャプテンになった七瀬とともに、日々練習に励んでいました。
陽はもっとチームを強くするために、ライバルの東堂舞に勝つために、今まで以上に厳しい練習をするようになります。
チームメイトからは不満の声がでているようだが……。
陽と千歳と野球部員
部活に精を出す陽ですが、授業中の居眠りが原因で
放課後に千歳とプール掃除をすることになります。
2人がプールに移動する途中、野球の生徒から声をかけられます。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
千歳が野球部を辞めたことは以前からたびたび触れられていましたが、今回はガッツリそこの深掘りをしていく流れになりそう。
野球部からの誘いを受けた千歳は、冷静さを欠いた様子で
「――っざんけんなよテメェッッッッ!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「そんなに、そんなに軽い決断じゃねぇんだよっ!!」
と右手の拳を握り、コンクリートの壁に向かってたたきつけようとします。
普段クールな千歳が、こんな感情的になるのには驚きしましたね(゚Д゚)
陽はなんとか千歳を落ち着かせ、2人はその場を後にします。
その後、プール掃除用のホースで水の掛け合いっこを始めた2人。
陽のおかげで千歳はいつもの元気を取り戻します。
私もこんな青春を送りたかった……!!
千歳が野球部を辞めた理由
3巻でも千歳の過去について(明日姉との昔話)が明らかになりましたが、4巻は野球部を辞めた理由が明かされました。
再び野球部からの勧誘を受けた千歳でしたが、隣にいた陽が野球部の連中にブチ切れ(笑)
その後、足羽山にのぼった千歳と陽。
千歳は陽に自分の弱みをさらけ出します。
千歳は、小さいころから遊ぶ時間を削って毎日体をいじめ抜き、練習や試合で何度も挫折を味わい……。それでも強くなりたい、勝ちたいと思って努力をし続けていました。
彼の才能も相まって、地元では有名の野球選手に成長していきます。
当然、高校でも野球部に入ることになるのですが、監督を務める綿谷が、今どき珍しいオールドタイプの指導者だったのです。
少しでも反論すると生徒を怒鳴りつけ、ペナルティとしてしばらく試合に出場させないんだとか。
千歳は監督のくだらない拘りのせいで、チームが勝つチャンスを逃していることに激怒します。
「お山の大将はいらん。お前はもう使わない」
そう監督に言われてしまった千歳は、その後試合への出場はおろか、ボールとバットにも触らせてもらえませんでした。
それでもまた仲間と野球をするために、必死に基礎トレーニングを続けていた千歳ですが、
「甲子園目指すっての、千歳だけ本気で言ってるもんな」
「あえて弱小高で甲子園目指すって、漫画かよ」
「まあ、持ってる人間に持ってない人間の苦悩はわからないよ」
と部員たちがケラケラ笑って話しているところを聞いてしまい、彼の心はポッキリと折れてしまいます。
翌日、千歳は退部届を提出し、監督は無言でそれを受け取りました。
千歳の話を聞いた陽は、
「そんなあんたが、初めて見つけた本物のヒーローがっ」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「だせぇ退場の仕方してんじゃねぇよ!!」
「あんたが野球を辞めなきゃいけない理由はひとつもないだろおおぉぉぉぉぉ!!」
と泣きながら、あの日逃げ出した弱い千歳を叱ります。
陽のまっすぐな気持ちが千歳の心に響き、彼も号泣。
千歳は夏の大会限りで野球部に復帰することを決めます。
チームがバラバラに……
バスケ部キャプテンになった陽は、『憎まれ役は一人でいい』と部員たちに厳しい練習メニューを課してきましたが、遂にチームの空気に亀裂が入ります。
「やってらないよ……。」と、部員たちが次々に体育館から出ていってしまい、陽は泣かないように必死で唇をかみしめていました。
今度は千歳が陽を助ける番ですね!!
千歳は「俺ももう1度バットを振るからお前も頑張れ」と、陽を奮い立たせます!!いやぁ、青春ですね~!!
亜十夢くん大活躍(笑)
千歳のクラスメイトで元野球部(投手)の亜十夢くんが、千歳の復帰を後押しします。
彼は中学時代、千歳に滅多打ちされたことがきっかけで野球を辞めたそうで、
不機嫌ながらも、陽の強引な方法で千歳の練習に付き合ってくれることになりました。
ちなみに福井県で多くの店舗数を誇る『海鮮アトム』からとった名前かと思われます(笑)
藤志高VS越高
いよいよ試合の日がやってきました。
試合前練習で背面キャッチをして皆の緊張をほぐし、早速1打席目で場外ホームランをかっ飛ばす千歳。かっこよすぎるだろw
千歳は守備の際に怪我を負いながらも、陽の声援もあり最終打席では必死にボールに食らいつきます。
千歳の出塁で奮いたったチームメイトが後に続き、見事藤志高は越高に勝利を収めます!!
ーねぇ、好きだよ千歳、私あんたを愛してる。
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
陽を本格的に恋に落とすには、十分すぎる活躍を見せてくれました。
藤志高VS芦高
その翌日、陽は東堂舞を擁する芦高との練習試合に挑みます。
チームメイトとはギクシャクしたままでしたが、試合を通じて陽は千歳と同じように、
自分のプレーでチームの雰囲気を変えていきました!!
千歳も応援もあって、陽は一皮向けて成長した様子。これで付き合ってないってどういうことって感じですけどw
試合には負けてしまったものの、ナナとのコンビネーションも最高だったし、センとヨウもこれからどんどん強くなっていくでしょう!
藤志高バスケ部の今後の活躍が楽しみですね。
陽の気持ち
「――愛してるよ、千歳」
『千歳くんはラムネ瓶のなか4』裕夢 ガガガ文庫
「残りの十センチは、いつかあんたに埋めてもらうから」
陽は千歳の喉仏のあたりにキスをし、満面の笑みを浮かべて告白します。
ここで千歳が答えを出すことはありませんでしたが、千歳の胸を熱くさせた陽の今後の活躍が楽しみです!!
3巻でヒロインだった明日姉の脇役感が半端なかったけど、これは仕方ないか(笑)
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まとめ
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』通称チラムネの4巻についてまとめてみました。
ほんとにチラムネは読んだ後の満足感がすごいですね。
ただ監督の言い訳には最後まで納得できなかったなぁ(笑)
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズを読んでみてください!