今回は「千歳くんはラムネ瓶のなか」通称チラムネの人気ヒロイン、内田優空ついて解説していきます!
~目次~
優空はどんな人物?
努力型の後天的リア充としてチーム千歳のメンバーなった優空。
名前の通り優しくて上品な印象。作中では地味にかわいい系女子として注目されていますね(他のキャラが濃すぎてあまり目立たないですが、、、)。
1人暮らしの主人公の妻的なポジションの優空は、陰で千歳を支えています。グイグイ千歳への気持をアピールする夕湖とは対照的ですね。
6巻 優空の過去と相互理解
原作小説6巻にて、ようやく優空メインのストーリーが描かれました。
千歳との関係性の構築だけでなく、家族の話もあって優空がどういう人生を歩んできたのかもしっかり深堀りされていましたね。
夕湖の告白後
「わりぃ、夕湖の気持には応えられない。俺の心のなかには、他の女の子がいる」
『千歳くんはラムネ瓶のなか5』裕夢 ガガガ文庫
5巻のラストで夕湖の告白を断った千歳は、「また2学期にな」と言って教室を後にします。
優空は告白を断った罪悪感で押しつぶされそうな千歳を追いかけるこになります。
それぞれの気持ち
・『俺の心のなかには、他の女の子がいる』という千歳の言葉を聞いて、「私のことかもしれない」と浮足立っている自分をさもしい女だと感じる悠月。
・夕湖の告白を聞いて、一歩踏み出す勇気のない自分をなんて臆病者なんだと恥じる陽。
・千歳(神)は悪くない、いや、誰一人悪い人はいないと思う健太。
・「朔に恋する悠月が好きなんだ」となぜか健太に自分の気持を告白する和希。
・千歳に電話で話を聞き、「彼と離れて暮らす覚悟はあっても、離れる覚悟なんて全然出来ていなかった」と中途半端な自分に嫌気がさす明日姉。
その後優空は半ば強引に千歳の家にあがって料理を振る舞い、なんと泊りがけで彼を慰めることに。
その夜、千歳と優空は、2人で夕湖との思い出について語り合いました。
優空視点の回想シーン
ここで優空と千歳の1年前のエピソードが明らかになります。
「―私、あなたのことあんまり好きじゃないと思います」
『千歳くんはラムネ瓶のなか6』裕夢 ガガガ文庫
優空は入学当初、心の底から千歳のことを嫌っていました。
(この作品は主人公が2年生になったタイミングから始まってるから、1年生のころをエピソードを回想として効果的に挟めるんですよね)
1年生の初めの頃は、「千歳がへらへら話しかけに来て、優空は冷たくあしらう」というのがお馴染みのパターンだったらしい。
なぜそういう関係になったかはぜひ本編を読んでみてください!(なんせ600ページありますので…。)
しかし2学期に入り、2人の関係に変化が。
ある出来事がきっかけで、お互い親が離婚していることを知った2人は一気に距離が縮まります。
9歳のころに突然母親が姿を消した優空は、「父親と弟を支えよう」と色んなことを我慢して必死に頑張ってきましたが、千歳は「もっと自分らしく生きていいんだぞ」と今後の道しるべを示し、2人はやがて『もう一人の家族』みたいな関係になっていったんですね。
「ーあなたにとっての普通(あたりまえ)の存在になりたいよ」
『千歳くんはラムネ瓶のなか6』裕夢 ガガガ文庫
これまでの優空の言動も、この過去エピソードですべて腑に落ちました。
相互理解の重要性
チラムネ1巻同様、6巻でも『相互理解』の重要性がテーマになっていました。
夏休みの終盤、優空は千歳を夏祭りに誘います。なんとなく予想はしていましたが、優空の根回しで、そこに夕湖が登場!!
夕湖が告白したわけ
それは自分のためではなく、千歳朔を自由にするための告白。
夕湖は自分が千歳の隣にいるせいで、「彼が自分の本当のトクベツを大切にできないのではないか」と考えていたんですね。
断られることがわかっていながら、ここで一度リセットするために勇気を振り絞ったというわけです。
優空はそんな夕湖のメンタルを必死にケアし、千歳ともう一度向き合ってもらえるように頑張っていました。
千歳のセリフの意味は?
「わりぃ、夕湖の気持には応えられない。俺の心のなかには、他の女の子がいる」
『千歳くんはラムネ瓶のなか5』裕夢 ガガガ文庫
「他の女の子って誰のことなの!?」と考えを巡らせていましたが、千歳はヒロインたちと関係を築いていく中で、どの気持ちを恋と呼ぶのかわからなくなっている気持ちをそのまま表現したセリフだったんですね。
なんとも贅沢な悩みですが(笑)
つまり千歳の心の中には、夕湖も優空も悠月も陽も明日姉もいて、たった1つを選ぶのを恐れていたのです。
その後、夕湖、優空はお互いの弱さや思いの丈をぶちまけ、涙が枯れるまで抱き合っていました。
優空の活躍により、千歳は今まで背けてきた自分の気持ち(恋)に真剣に向き合う決意を固めます。
6.5巻 優空の居場所
夏祭りがきっかけで、以前より少しだけわがままになった優空。
そんな優空は6.5巻にて、千歳をデートに誘います。
優空もようやく、近くにいるだけじゃなく千歳と特別になりたいと願うようになったんですね。
しかしデートという名目で出かけてものの、いつもの買い物と同じ感じに…。行き先はエルパ近くの『ふくい鮮いちば』(笑)
しかし千歳は照れくさそうに、
「こういうデートは、優空とじゃなきゃできないよな」
『千歳くんはラムネ瓶のなか6.5』裕夢 ガガガ文庫
とめちゃめちゃ気の利いた一言で優空ちゃんをときめかせていましたね。
『アメ横』でお菓子を買った後、いつものように千歳家で料理を始める優空。
すると、千歳が感謝の証としてキッチン用の椅子をプレゼントします。
ーこの家に、私の居場所をくれたんだ。
『千歳くんはラムネ瓶のなか6.5』裕夢 ガガガ文庫
「ありがとう、朔くん、ありがとう。ずっとずっと、大切にするから」
この日常があっさり壊れてしまうのではないかと不安だった優空に、千歳が居場所をくれたことで、優空は涙が止められなくなっていました。
確かに、千歳が誰かと付き合ってしまったら、ご飯を作りに来るのはなかなか難しくなってしまいますからね。
もうしばらくは、この日常が続いていくことが暗示されました。
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まとめ
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』の人気ヒロイン、内田優空ついてまとめてみました。
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズを読んでみてください!