今回は無職転生～異世界行ったら本気出す～から、
ザノバ・シーローンについて解説していきます。
アニメではただの人形好きの狂人にしか見えませんでしたが、のちにルーデウスの親友となり、
戦闘面でも非常に頼りになり人物になっていきます。
そんなザノバの強さや、ジュリとの関係、結婚するのかについても詳しく見ていきましょう！
～目次～
ザノバはどんな人物？強さは？
ザノバは、ルーデウスがシーローン王国に行ったときに始めて登場したキャラクター。
生まれつきの怪力で、非常に頑丈な身体を持っています（怪力の神子）。
しかし魔術はほとんど使えず、体力もありません。
そして大の人形好きで、生涯人形を研究し、愛し続けていました。
「首取り王子」の異名を持つ
ザノバ幼いころ、当時3歳だった弟の首を引きちぎってしまいます（笑）
可愛がろうとしたところ、力加減を間違えてしまった模様。
その後ザノバの母をその責任をとって国外追放されましたが、
ザノバは神子の力を持っている（国には重宝されている）ため国に残り続けます。
それからザノバは「首取り王子」と呼ばれるようになりました。
結婚相手の首を取る
ザノバは幼い頃から人形狂ではありましたが、
一応分別はあったので、政略結婚として嫁を迎え入れることに。
しかし初夜を終えた翌日、花嫁は首なし死体となって発見されます。
ザノバは結婚相手の首までもねじ切ってしまったことで、国からは腫れ物扱いされるようになり、
護衛もジンジャー1人になってしまいました。
さらに弟パックスとの取引で、ロキシー人形とジンジャーをトレードしたため、
王子にもかかわらず、1人も護衛がいないという状態で、ルーデウスらと出会うことになります。
ザノバの初登場
ザノバの初登場は、ルーデウスがリーリャとアイシャを助けるためにシーローン王国へ行ったときです。
ルーデウスはザノバの弟パックスの罠にはまり人質に取られてしまいますが、そこでザノバが登場。
ザノバはロキシー人形の製作者がルーデウスとわかると、
「あなた様がこの像の製作者であらせられましか！」
「あなたの作品は毎日見ていました。見る度に発見があり、尊敬の念を募らせていました。ぜひ師匠と、そう呼ばせてください」
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」6巻
と言い、持ち前の怪力でルーデウスを救います。
ルーデウスは魂込めて作ったロキシー人形のおかげで、窮地を脱することができました☆
ラノア魔法大学での再会
その後、ザノバは国外へ留学させられるんですが、
ルーデウスがラノア魔法大学に入学したときに再会を果たします。
師匠との再会に泣いて喜ぶザノバ。
以降、ルーデウスの元で人形作りに精を出すことになります。
しかし「怪力の神子」であるザノバは、細かい力加減や手先の器用さができず、
しかも魔術もほとんど使えなかったため、うまく人形作りをすることができません。
ジュリに人形作りを教え込む
自分で人形を作れないザノバは、ルーデウスの助言により、
奴隷市場に出ていた炭鉱族の少女ジュリエットを購入し、
彼女に魔術や教養、そして人形作りの技を学ばせます。
ジュリは手先も器用で土魔術の習得も早かったため、徐々に美しい人形を作れるようになっていきました。
自動人形の研究
シルフィと結婚し、新居を購入したルーデウス。
しかし新居に何やら怪しい存在がいると感じ、ザノバ、クリフとともに、捜査を開始します。
そこで見つかったのは、自動で動く人形でした。
そんな人形に興奮したザノバは、「この人形の研究なら、不器用な自分でもできるのではないか？」と考え、
以降、自動人形の研究を進めていくことになります。
ザリフの義手
ザノバの自動人形の研究は、ルーデウスにとっても大きな利益をもたらします。
原作12巻のゼニス救出の際に、左腕を失ったルーデウスに対して、
自動人形の研究の成果で完成した義手を渡していました。
「……ザノバ、これはすごい発明だと思うぞ！」
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」6巻
とザノバの研究をたたえ、この研究に携わっていたクリフの名前も入れて「ザリフの義手」と名付けました。
これ以降、義手や義足の発展していない無職転生の世界で、それらを提供していくことになります。
弟パックスの死亡
王竜王国に留学していた弟パックスは、シーローン王国にクーデタを起こし、
ザノバは故郷へ戻ることになります。
ザノバはシーローン王国の軍の指揮官として紛争に参戦。
結果的に追い込まれたパックスは、愛するベネディクトと腹の中にいる子供をランドルフに託して自殺。
権力のむなしさを知ったザノバは、貴族をやめて平民になります。
ザノバ商会の設立
平民になったザノバは、その後オルステッドの配下となり、
ヒトガミや復活する魔神ラプラスに対抗するために動いていきます。
魔導鎧（マジックアーマー）の開発やジュリの作ったルイジェルド人形の販売などで資金確保をしていきながら、
傭兵団を使って、その販売規模を世界中に拡大。
魔導鎧はその後順調に改良が進み、
転移魔法陣と連携することで、ルーデウスがいつでもどこでも武装できるようになりました。
魔導鎧の研究は、リリ（ルーデウスとロキシーの二女）が引き継ぎ、
大型の魔物を討伐する際に役立つ汎用魔導鎧の開発に成功しています。
ジュリとは結婚する？
奴隷としてザノバに購入されたジュリですが、
自分のことを奴隷扱いせず、優しく接してくれるザノバのことを非常に尊敬しています。
19巻でザノバが戦場に向かった際は、「ザノバが死んでしまうのでは？」と心配した様子で、
無事に帰ってきたザノバを見て、泣いて喜んでいました。
ジュリ：「もう、もう、置いていかないでください！死ぬときは御側にいさせてください！お願いです…お願いです！」
ザノバ：「…うむ、安心せよ。これからはずっと一緒にいられよう」
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」19巻
このシーンはめちゃめちゃ感動しました(´；ω；`)ｳｯ…
そうしていつの間にか、ジュリはザノバの膝の上やすぐ近くで人形つくりをするなど、
ザノバとの距離が非常に近くなっていったようです。
しかし一度自分の妻を殺していりザノバは、2度と結婚はしないと決めていますが、
ジュリとはもう家族のようなもので、今後も二人は一緒に生活していくと思われます。
お互いにとって、なくてはならない存在であることは、間違いないでしょう！
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まとめ
今回は無職転生ザノバについて解説していきました。
ザノバは間違いなく人形狂人ではありますが、非常に義理堅く優しい人物でした。
ヒトガミの使徒たちと戦うことになったルーデウスのための武器作り・戦闘要員として大きく貢献していました。
今回紹介しきれなかったザノバに関するエピソードもたくさんあるので、
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズも読んでみてください！
