今回は「千歳くんはラムネ瓶のなか」通称チラムネ1巻のネタバレや感想、スクールカーストトップに君臨する主人公:千歳朔や彼の周りのヒロイン達、引きこもりオタクの山崎健太などについて詳しく紹介していきます!
最初は「合わないかも?」と思いましたが、次第に物語に釘付けになり、読み終えたときの満足感は半端なかったです……!!
~目次~
「千歳くんはラムネ瓶のなか」1巻あらすじ
まずは1巻のあらすじを見てみましょう。
「五組の千歳朔はヤリチン糞野郎」―学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖、努力型の後天的リア充・内田優空、バスケ部エースの元気娘・青海陽…。仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも―?新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!
『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』裕夢 ガガガ文庫
あらすじを読む限り、タイプの違う4人のヒロインに囲まれてウハウハのリア充主人公「千歳朔」が、
不登校の生徒を学校に来させて「非リア→リア充」にさせる物語のよう。
なんだか同じガガガ文庫の『弱キャラ友崎くん』と設定が似ているように感じるが、
友崎くんとは逆で、主人公側がリア充で、彼が周りのキャラ達を変えていくことになりそうな予感もしますね。
またメインはラブコメだと思うので、主人公とヒロイン達との絡みも注目です!
『チラムネ1巻』ネタバレと感想
プロローグ
先輩の彼女をたぶらかそうとする千歳(女もまんざらではない)。
案の上「人の女に手を出すなー!」と先輩に八つ当たりされるも、
千歳は先輩を軽くあしらい、序盤からエリート主人公っぷりを発揮してきました。
1章:チーム千歳再結成
舞台は福井県の進学校。
2年生に進級した主人公千歳朔は、1年のときから同じクラスだったリア充軍団の面々(柊夕湖、内田優空、浅野海人、水篠和希)、
そして新たにバスケ部コンビの七瀬悠月、青海陽を加えて、再びチーム千歳を結成!
ここでの登場人物をまとめるとこんな感じ。
柊夕湖:千歳の正妻!?元気いっぱいで超天然の男たらし。半球型Eカップの持ち主。
内田優空:地味にかわいい系。名前の通り優しくて上品な印象。努力型後天的リア充。
七瀬悠月:女優タイプの美少女。要領がよく計算高い。お椀型Dカップの持ち主。
青海陽:スポーツ少女。小柄で華奢でさばさばした性格だが、時々乙女モードに。
浅野海人:超体育会系リア充。頭は悪いが仲間想い。
水篠和希:冷静で理知的なイケメン。計算高そうなイメージ。
岩波蔵之介:2年5組の担任。適当だがたまに良いこと言う。チーム千歳の良き理解者。
チーム千歳の全員が『イケメンor美少女』です、、、。
千歳は、早々学級委員に任命されるなど、あっという間にクラスの中心的な人物になります。
しかし千歳は学校の裏サイトで「ヤリチンクソ野郎」と呼ばれており、多くの男子生徒から妬まれているようです。
最初の印象はあまり良くなかったですね……。
そんな千歳は、担任の蔵センに屋上に呼び出され、、、
「なあ千歳……クラスのメンバーはひとりも欠けずにみんな揃っていた方がいいとは思わないか?」
『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』裕夢 ガガガ文庫
と引きこもりのクラスメイト山崎健太を学校に連れてくるというミッションを(無理矢理)課せられます。
その日の帰り道、千歳は明日姉こと西野明日風先輩に今回の件を相談。
西野明日風:千歳の幼馴染みで学校の先輩。ミステリアスな雰囲気のある美少女。
1章で早くもヒロインが出そろいました!この時点で、千歳が明日姉に対して、かなり心を開いていることがわかります。
2章:健太連れだし作戦
千歳は引きこもっている山崎を連れ出す方法として、2通りの策を練っていました。
1つは、リア充の中でも地味目な優空を使って山崎の心を開かせ、学校に行く気にさせる方法。
もう1つは、事情を聞き出して根本的な問題を解決すること。
最初は優空と共に山崎の家を訪れたが、思ったよりも厄介な相手だと判断した千歳は作戦を切り替え、
今度は夕湖を使って、山崎の本音を聞き出すことに成功します。
ちなみに山崎の人物像はこんな感じ。
山崎健太:リア充を心の底から憎んでいるオタク。肥満体型。典型的な陰キャ。
はじめは「リア充が女子を連れて、陰キャの家に出向いても逆効果だろー」と思いましたが、
千歳や夕湖はその巧みな話術とコミュニケーションで、徐々に健太を説得していきます。
最後は千歳がバットで窓ガラスをぶち破って健太の部屋に侵入し、見事健太を連れ出すことに成功(゚Д゚)
千歳が健太を説得させるために、ラノベを読破してきたのは好感持てた……!
ちなみに健太が引きこもってしまった原因は、
オタサーで知り合った女の子とイイカンジの雰囲気になって告白したら、結局自分は当て馬で、
本命だった別の男にかっさらわれたことらしい。
「こ、告白したとき、『は?なに勘違いしてんの?私があなたなんか相手するわけないじゃん。自分のカースト考えようよ、バーカっ!!』って言われた」
『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』裕夢 ガガガ文庫
これはきつすぎますね……。
健太は自分を当て馬にしたオタサーの姫を見返すため、千歳の指導の元、地獄の更生プログラムを受講することになります。
3章:相互理解を始めよう
昨日までの態度とは一変、千歳のことを『神』と崇め、真面目に更生プログラムを行う健太。
千歳は健太の初登校の際も、すぐにクラスに馴染めるように健太のエピソードを笑いに変えるなど、中盤あたりから主人公の魅力・優しさみがわかってきます。
チーム千歳の面々も健太のことを気にかけ、健太も少しずつ、確実に前に進んでいきます。
もちろんヒロインたちも皆、健太協力してくれます。みんな良い子すぎます(>_<)
結果、健太はダイエット&イメチェンに成功!!
この巻を通じて、『相互理解』というワードが多く出てきますが、私たちの実生活でも役立つようなテクニックも学べるので書かれてあることを実践すればリア充になれるかも!?
リア充にはなれずとも、グループの中での話の切り出し方、立ち振る舞い、ファッションセンスなどリアルに当てはまることが多くあるので非常に勉強になります!!
4章:健太ブチ切れ!?
順調にリア充への階段を駆け上がっているかに思えた健太でしたが、
ある日の体育の授業で千歳とのすれ違いが発生してしまいます。
千歳らは運動が苦手な健太にボールを回すんだが、
「自分は笑い者にされている」と、再び劣等感に苛まれることになった健太は、
「俺たちみたいな運動できない非リアにとって、体育の授業は苦痛でしかないんだ。パスされたって、可哀想なやつらに施してやってるようにしか思えない。ただ存在してるだけで他人にマウントをとってるんだよ、あんたらは!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』裕夢 ガガガ文庫
と言って教室から出て行ってしまった。
うーん、確かに運動苦手な子がリア充グループに入るのは至難の業かもしれないな……。
5章:非リア成り上がり物語
そんな状況の中、健太はついにオタサー姫との対面の日を迎えます。
昔のオタサー仲間と共に、スターバックスへ足を運ぶ健太。
最初はイメチェンや会話術を学んだことでそれっぽい立ち回りができていたが、
やがて相手にペースを握られ、過去の失敗をえぐられ、その後泣き崩れそうになってしまう……。
そんな健太のピンチに現れたのは、そう、千歳朔である!!
千歳は山崎のオタクサー仲間に対して徹底的にマウントをとり相手を黙らせ、どんどん追い込んでいきます。
「自分は何も進まず何も生み出さず、ただ飯食って呼吸しながら遠ざかっていく他人の背中に恨み言吐いてるクソだせえやつー」
「いまの健太を笑う資格はねぇ!!」
『千歳くんはラムネ瓶のなか 1』裕夢 ガガガ文庫
オタサー姫が健太のことをバカにした時、本気の怒りも見せるなど終始主人公らしい立ち振る舞いを見せてくれました!
こうして2度も千歳に救われることになった健太は、改めて彼に謝罪と感謝の気持ちを伝え、
正式に『チーム千歳』に加入することになりました。
しかし根っ子のところはまだまだ陰キャの健太。
彼がこれから『チーム千歳』の中でどう変化していくのか注目です!
1巻を読んでの感想
最初は主人公がイキりすぎてて、ちょっと合わないかも……と思いましたが、最後まで読んで良かったです!!
陰キャだけでなく、陽キャの人間関係の悩みにもスポットが当たっていて、今まであまり読んだことのないタイプだったなという印象です。
現段階では「最強主人公」オーラ満載の千歳ですが、彼にも色々抱えているものがありそうでした。
あと、作者の裕夢先生の繊細な心理描写や文学作品を読んでいるかのような情景描写は読んでいて心が痺れましたね!
この1巻はオタク少年を更生する話になっていましたが、2巻以降はヒロイン達がメインになってくるのでしょうか。
1巻では軽い紹介程度で、メインは千歳と健太だったので、今後のヒロイン個別ルートに期待です!
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さいごに
今回は『千歳くんはラムネ瓶のなか』第1巻についてまとめてみました。
何度も言いますが、非常に読み応えのある内容で今後に期待の持てる作品でした!
さすがはこのラノ殿堂入り作品ですね。
ラノベ好き、ラブコメ好きの方は必読の一冊です!!