今回は、よう実2年生編8巻の感想と、
成長と人間関係についてまとめていきたいと思います。
主に龍園の成長、須藤の告白、綾小路に惚れてしまった櫛田、綾小路と一之瀬のやり取り、
を詳しくみていきます!
~目次~
おおまかな全体像
2年生編8巻は「修学旅行編」ということで特別試験はありませんでした。
ですが修学旅行の特殊な班決めや他クラスの生徒と一緒に行動する制約があることから、
学年末試験(もしくは別の特別試験)との関連が予想されます。
実際に目立った戦いが起こるわけではないので、
いろんなキャラが絡んで人間関係の進展があったり、各々の成長が見れたりする巻だったかなと思います。
また今後に向けてのいろんな伏線が散りばめられていたので非常に読み応えがありました。
メインキャラの大きな変化
2年生編8巻で個人的に大きな変化があったように感じた、龍園、櫛田、須藤、一之瀬、
について掘り下げていきたいと思います。
①変わりはじめた龍園
修学旅行では綾小路と一緒のグループになり、登場機会の多かった龍園。
いつも通り自分勝手な行動をとり、Aクラス鬼頭と言い争ったり、ちょっかいをかけてきた他校の生徒を脅したりしていましたが、
今までの龍園のイメージとは違うような優しい行動も見られました。
・同じグループのAクラス山村が、手袋を忘れて寒そうにしているのを気にかける龍園
・嫌がらせにあっていた葛城を助ける龍園
・スキー初心者の綾小路が上級者コースに行くのを心配する龍園
これらの行動から、今まで暴力でクラスを支配し独裁体制を取り続けてきた龍園が、
綾小路への敗北や葛城の移籍によって視野が広がり、
仲間を大切にすることを覚えはじめているのではないかと感じました。
綾小路は龍園のことを、
「まだ強敵と認識するほどではない」と言っていましたが、
龍園自身が、
・周囲に気を配り、仲間から心からの信頼を勝ち取ること
・自分を信じて突き進むだけじゃなく、周りの意見にも耳を傾け、あらゆることを想定し別の選択肢を考える能力を磨くこと
ができるようになれば、綾小路の強敵と認識するようになるのかもしれません。
龍園も成長という側面が強く描かれていくキャラになると思うので、今後が楽しみです!
②櫛田が綾小路に惚れる!?
綾小路と一緒の班になった櫛田は、この巻で彼に対して特別な感情を抱くようになります。
櫛田は自分の本性をすべてさらけ出したにもかかわらず、
「そっち(本性)の方が、素直に好感が持てる」と綾小路に言われ、かなり動揺していました。
櫛田が綾小路に好意を持った要因としては、
①嫌われて当然と思っていた自分の性格を受け入れてくれたこと
②満場一致試験で、常に演技し続ける日々から解放してくれたこと
③手駒にされていた八神を退学に追い込んでくれたこと
④敵対していた龍園や天沢から自分を守ってくれたこと
が挙げられるでしょうか。
正直櫛田がヒロインレースに参戦するのは意外でしたし、
いったん出番は減るのかと思っていましたが、今後も櫛田の登場機会が増えそうでうれしいですね!
③須藤の成長と告白
この巻では須藤の成長も大きく描かれていました。
定期テストではついにクラスTOP10入りを果たし、学力を順調に伸ばしていることがわかります。
修学旅行ではついに堀北に告白することを決めた須藤。
須藤自身、小野寺からのアピールに対してどこか気持ちが落ち着いていないところがあり、
堀北に告白することで、抱えているモヤモヤを取り除こうとしていました。
そんな須藤は、綾小路にどう告白すればよいのか相談し、
綾小路に自分の告白を見守っていてほしいと頼み込みます。
勇気を振り絞った須藤は、
「俺はお前が好きだ!付き合ってくれ!」
衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
と大きな声で告白し、自分の右手を堀北の前に差し出します。
対する堀北は、須藤が告白してくるとは全く考えていなかったようで、
須藤の右手がぶるぶる震えている中、この状況に困惑し熟考していました。
ようやく自分の考えを整理した堀北は、ゆっくりと
「ごめんなさい。私は…あなたの想いに答えることができない」
衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
そう伝えると、震える須藤の右手を両手でそっと包み込みました。そして続けて、
「あなたの気持ちはたしかに受け取った。私なんかを好きになってくれてありがとう」
衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
そう須藤に伝え、微笑みました。
須藤の学力向上の大きな要因は堀北への恋心でありましたが、
堀北に振られてしまった後でもモチベーションが下がることはなく、
学力では平田を目指すと言えるほどメンタル面でも大きく成長していました。
須藤はその後、「堀北のことは好きだけど、届かない高嶺の花のような存在」という発言をしており、
堀北のことはきっぱりとあきらめた様子でした。
勇気を振り絞った須藤の恋は残念ながら叶いませんでしたが、
これからもまだまだこのコンビの活躍は見ていたいですね!
④一之瀬と綾小路
2年生編8巻のラストでは、4.5巻以来となる綾小路と一之瀬が2人で会話するシーンが描かれます。
一之瀬は自分のクラスが浮上のきっかけを見いだせないことに責任を感じており、
精神的にかなり追い詰められていました。
一之瀬は、
「私のやり方じゃ…もうどのクラスにも勝てない。そんなこと考えてた。」
衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
と涙を流し、綾小路に本音をぶつけます。
それに対して綾小路は、
「踏み出す一歩に勇気が持てないのなら、手を貸すこともできる」
衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編8巻
と言って一之瀬を抱き寄せ、一之瀬は綾小路にそっと身を委ねます。
このシーンかから、綾小路が一之瀬クラスに移籍して手助けすることはほぼ確定だと思います。
ただ綾小路にとっては、自分の想定よりも早く一之瀬が崩れてしまったことで、
春休みの約束のときまでにどう立ち回っていくのか注目ですね!
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まとめ
今回はよう実2年生編8巻の感想と、
個人的に気になった人物やシーンについてまとめてみました!
8巻は特別試験もなく、人間関係や成長をテーマに描かれていた印象を受けるので、
個人的に7.5巻を読んだ感じがしました。
今後の展開を大きく左右する重要な伏線もたくさんあったので、次巻も楽しみです!