2022年11月25日「無職転生~異世界行ったら本気出す~」の最終巻である26巻が発売されました。
26巻を持って、約10年にわたって描かれてきた壮大な物語が幕を閉じました。
ほんとに感慨深いですね、、、。
今回は無職転生完結についての感想をただひたすら書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください!
~目次~
なろう小説の中でも一番好きな作品
僕が無職転生に出会ったのが6年くらい前になるんですが、
ほんとにこの作品をきっかけライトノベルが好きになったと言ってもいいくらい強い影響を与えてくれました。
話し始めたら止まらないくらい大好きな作品で、これを超えるなろう作品にはまだ出会ったことはありません。
この物語の結末を見届けて、胸がいっぱいになったというか、
最後のルーデウスとヒトガミの会話にはジーンとくるものがありました。
無職転生は『人生』
「CLANNADは人生」というフレーズは有名かと思いますが、
無職転生もCLANNADに負けないくらい、誰かの人生に影響を与えるような物語だと思います。
無職転生の物語は、「英雄が世界を救う」とか「勇者が魔王を倒す」といったものではなく、
引きこもりニートの平凡な男が異世界に転生し、
自分の大切なものを守るために懸命に生きていくお話なんですよね。
だから最後はラスボスを倒しても世界が平和になることはなく、ただ一人の男が自分の役目を終えて、
家族に看取られながら死んでいく、まさに『人生』の物語でした。
ヒトガミとのラストシーン
まだこれからラプラスやヒトガミとの戦いも控えているため、
物語を続けようと思えばいくらでも続けられると思います。
でもルーデウスは人族で寿命も短いため、その最後を見届けることはありません。
最終的にルーデウスは74歳でこの世を去るんですが、エピソード的には34歳で終わっています。
この34歳というのが前世で車に引かれて亡くなった時と同じ年齢です。
作者の理不尽な孫の手先生のインタビューでも「34歳という節目までは書きたかった」とおっしゃっています。
34歳までしっかり描いて、最後はヒトガミとの邂逅を果たします。
ルーデウスに敗北したけど自分の殺される未来を回避するために諦めきれないヒトガミと、
自分の役目を終えて晴れやかな気持ちで死んでいくルーデウスのやりとりが何ともいえない雰囲気を出しており、
個人的にはめちゃめちゃ好きな最終回でした。
最終決戦「ルーデウスVSギース」
ギースとルーデウスの最終決戦でも激アツでした。
ルーデウスは作中ではかなり高い魔力量を誇っていますが、最強ではなく、
装備を万全にして7大列強の下位と良い勝負ぐらいの実力です。
なので周りの人間を頼って、ギースとヒトガミに対抗しようとしていきます。
ギースも弱い存在ではありましたが口が達者で、強い人物たちを繋げていく能力は長けていました。
最後はこのルーデウスとギースという似たような考え方を持つ者同士が、
それぞれの陣営に分かれて戦うというのがめちゃめちゃ熱い展開でした。
やっぱりこの物語のラスボスとしてギースは相応しい人間だったんだと思います。
ギースはヒトガミの助言を受けながら、いろんな仲間を話術を使って集めていったのに対し、
ルーデウスは逆に今まで積上げてきた信頼を武器に仲間を集めていき、最終的に勝利を収めました。
魅力的なキャラクター達
無職転生には魅力的なキャラクターがたくさん登場しました。
ヒロインのシルフィ、ロキシー、エリスは3人から誰か1人を選べないくらいそれぞれ魅力がたくさんありますし、
親友のザノバやクリフとの友情、ゼニスとパウロとの親子の絆も見ていて本当に最高でした!
敵キャラもそれぞれ自分の信念を持っており、
登場機会の少ないキャラクターも見せ場のエピソードはどれも感動しっぱなしでした(>_<)
ルーデウスの功績
26巻の本編終了後に、ルーデウスの人生史のようなものがついています。
ルーデウスは世界中に名が知れ渡るほどの有名人なんですが、
それが良いふうにも(英雄とか)、悪いふうにも(逃げ腰、変態とか)伝えられているのが面白いですね。
教育の分野ではロキシー、芸術はザノバ、魔術研究ならナナホシ(サイレント・セブンスター)の名前が真っ先に挙がるんですが、
いろんな分野でその2番目に来るのがルーデウスなんです。
ルーデウスは特定の分野で真っ先に名前が挙がる人物ではありませんが、
彼がこの世界にもたらした功績は非常に大きく、何百年後の世界でも様々な形で語り継がれていくことになっていきました。
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まとめ
無職転生はweb連載から10年という節目で、書籍版も完結を迎えることになりました。
といっても本編終了後の蛇足編の書籍化も決まっていますし、TVアニメの続編も控えています。
さらに六面世界の物語もまだまだ続いていくと思われます。
理不尽な孫の手先生も、「ルーデウスの死から80年後の物語も書きたい」と言っていましたので、
今後またどうなっていくのか非常に楽しみですね!
今回紹介しきれなかったエピソードも多くあるので、
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズも読んでみてください!