今回は無職転生第2巻(アニメ8話)で起こった「フィットア領転移事件」の原因について解説していきます。
それに伴って、ルーデウスやナナホシ、篠原秋人がなぜ召喚されたのかについても詳しく見ていきます!
今回はかなり複雑な話になっていますが、なるべくわかりやい解説を心がけました(゚o゚;)
~目次~
フィットア領転移事件とは?
フィットア領転移事件とは、主人公ルーデウスが当時10歳のときに起こった大規模な魔力災害で、
フィットア領にした人達が世界中のランダムな場所に飛ばされてしまうというとんでもない出来事でした。
ルーデウスはエリスとともに魔大陸のビエゴヤ地方へ。
父パウロと妹ノルンはアスラ王国南部の草原地帯へ。
母ゼニスはベガリット大陸の迷宮都市ラパンへ。
幼馴染みのシルフィはアスラ王国へそれぞれ転移していまいます。
そのタイミングでナナホシが日本からが無職転生の世界に転移してきました。
召喚されたナナホシ
この「フィットア領転移事件」はナナホシが召喚されたことによって起こった魔力災害でした。
ナナホシはアスラ王国付近の草原に転移して困っていたところ、龍神オルステッドに保護されます。
最初は剣や魔術の世界にワクワクした気持ちもあったナナホシですが、
異世界に馴染むことができず、「一刻も早く元の世界に帰りたい!!」と願うようになります。
そこからナナホシは召喚術の研究に励んでいき、転移から約15年かけて元の世界へ帰るための転移装置を開発します。
しかし転移装置に魔力を注ぎ込む途中に、不自然な魔力切れが発生し帰還は失敗に終わります。
ナナホシの仮説
ナナホシは転移の失敗と自分が召喚された理由について次のような仮説を立てます。
①未来を変えたい誰かがいる→その未来を変えるために自分が召喚された
②未来を変えるためには、転移装置の開発以外の条件がある
③篠原秋人に転移装置の存在を教える必要がある
④未来で篠原秋人と一緒に帰るから、今は帰還できない
⑤篠原秋人はまだ召喚されておらず、今よりもっと未来で召喚されるのではないか
このナナホシの仮説はほとんど当たっていて、
「ナナホシ」=「篠原秋人が生存する未来を作る存在」ということが、
原作26巻(本編終了後のエピローグ)で明らかになっています。
篠原秋人の召喚とリリアの能力
リリアのループ
リリアは、ルーデウスの死後に生まれる未来の人物です。
彼女は「物体の時間を1日巻き戻す」つまり過去を改変する能力を持っており、
壊れたものを再生させたり、死者を蘇生したりすることもできます。
しかしリリアの能力を利用したい国によって、彼女は捕虜にされ、道具として扱われる日々を送っていました。
その後敵国に捕まり、殺されるという歴史を何度も繰り返すことになります。
リリアの絶望
リリアは何度も悲惨な人生を繰り返していくんですが、これには理由があります。
龍神オルステッドがヒトガミを倒すために何度もループしているんですが、
リリアも毎回このオルステッドのループに巻き込まれていたんです。
普通の人間なら前の時間軸の記憶は引き継がないんですが、
リリアは再生の神子の能力で記憶を持ち越してループを繰り返していました。
Reゼロのスバルをイメージするとわかりやすいかも!!
リリアの希望『篠原秋人の召喚』
「生まれる」→「捕虜になる」→「悲惨な死に方をする」
というのを何度も繰り返したリリアは、自分の人生に絶望。
しかし次のループで少しだけ変化があって、
王国の未来を救うために異世界から勇者が召喚されます。
この勇者こそがナナホシの想い人「篠原秋人」でした。
リリアはこの篠原秋人との出会いで、自分の人生に希望を持つようになります。
限界を超えた過去改変
しかし甲龍歴500年、篠原秋人は戦時中に首をはねられ死亡。
リリアはいつも通り敵国に捕らわれて殺されるんですが、、、
このとき「生きたい……篠原秋人とともに生きたい」と強く、強く願ったリリアは、
限界を超えて過去改変の能力を発動。
甲龍歴400年まで時間を巻き戻したリリアは、篠原秋人と自分が助かる未来を作ろうとします。
こういった経緯で、甲龍歴417年ナナホシを召喚するという流れになっていきます。
ナナホシとルーデウスが召喚された経緯
ナナホシとルーデウスが無職転生の世界に転移したきっかけは、
「再生の神子リリア」によるものでした。
謎の赤い球
ルーデウスがエリスの家庭教師をしていたとき、上空に赤い球みたいなものがあったかと思います。
あれがナナホシを召喚するためにできた「時間の裂け目」でした。
リリアが未来から来た甲龍歴400年からあの赤い球は存在していたんですが、
「リリアの過去改変の能力」VS「本来の歴史の力」が拮抗していて、裂け目だけが出現している状態になっていました。
ルーデウスの転生
甲龍歴407年、その裂け目から、たまたま人間の魂が赤ちゃんに入り込みます。
それが主人公ルーデウスになります。
ナナホシや篠原秋人は第3者の介入で転移していますが、ルーデウスだけはイレギュラーな存在でした(笑)
本来の歴史では、パウロとゼニスの息子は死産するはずでした。
オルステッドも、はじめてルーデウスに会ったとき「パウロに息子はいないはずだ」と言っていましたね。
しかし前世の男の魂が赤ちゃんに入ってしまったことで無事に生まれることになります。
ナナホシの転移
ルーデウスが生まれてしまったことによって、未来が少しずつ変化していきます。
例えばエリス。
彼女は、本来であればルーク・ノトス・グレイラットと結婚する予定でしたが、
ルーデウスと出会ったことによって運命が大きく変わりました。
こうしてルーデウスによって「本来の歴史の力」が弱まっていったため、
甲龍歴417年、ルーデウスが10歳のときにナナホシが召喚されることになりました。
その際に、召喚に必要な魔力を世界が剥奪したことで、
「フィットア領転移事件」という魔力災害が発生したというのが一連の流れになります。
『無職転生』読むならこちら!!
無職転生読むならeBooksJapanがおすすめです!!
★作品数85万冊以上
★5000冊以上試し読み無料
★ 初回ログインで70%OFF×6回クーポンがもらえる!
★PayPay支払いもできてポイントも貯まりやすい!
⬇ ⬇ ⬇
まとめ
少し話を整理すると、
転生した順番
➀篠原秋人→➁ルーデウス→➂ナナホシ
転生した時代
ルーデウス‥甲龍歴407年
ナナホシ‥甲龍歴417年
篠原秋人‥甲龍歴500年くらい
一連の流れ
➀甲龍歴500年、篠原秋人が死んでしまう未来を変えるために、リリアが過去改変の能力を発動。
➁甲龍歴400年にリリアが移動
➂「本来の歴史の力」と対抗する中で、ルーデウスの魂が入り込む(甲龍歴407年)
➃ルーデウスが生まれたことで「本来の歴史の力」が弱まり、リリアの能力でナナホシの召喚に成功(甲龍歴417年)
⑤召喚の際、魔力を世界が剥奪して転移事件が起こる
といったところでしょうか。
少し複雑な話になりますが、これを把握しておくことによって、
オルステッドの発言の真意がわかったり、物語の理解を深めることに繋がると思います。
ナナホシ、篠原秋人、リリアの3人が最終的にどうなったかは不明ですが、
もしかしたら未来の2人のストーリーが描かれえることもあるかもしれないですね!
今回まとめきれなかったエピソードも多くあるので、
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズも読んでみてください!