今回は無職転生~異世界行ったら本気出す~から、
ギース・ヌカーディアについて解説していきます。
ルーデウスのことを「先輩」と呼ぶ、猿顔のキャラクターですね!
そんなギースの正体やヒトガミとの関係、
そしてラスボスとしてルーデウス一行の前に立ち塞がったシーンについて詳しく見ていきましょう!
~目次~
ギースはどんな人物?
ギースはルーデウスが「デッドエンド」として旅をしている途中、
ドルディア村の牢屋の中で初登場したキャラクター。
ヌカ族という種族の最後の生き残りです。
苦手なことは戦闘で、得意なことはそれ以外。
剣術も魔術の平凡以下にもかかわらず、S級冒険者にまで上り詰めた人物です。
元『黒狼の牙』のメンバー
ギースは料理の腕や情報収集の能力を買われ、
パウロがリーダーを務める『黒狼の牙』というパーティに所属していました。
メンバーはパウロ、エリナリーゼ、ゼニス、ギレーヌ、タルハンド、そしてギースの6人。
ギースはこの曲者揃いのメンバーを、戦闘面以外で上手くサポートし、
パーティにとって欠かせない人材になっていきます。
ですが『黒狼の牙』はメンバーのパウロとゼニスの間に子供ができたことで解散。
パウロが暴言を吐いたせいで、喧嘩別れのような形になってしまいましたが、
ギースはその後もひっそりと冒険者を続けていました。
ギースのジンクス
ギースはゼニスに料理を教えたところ、パウロと結婚しパーティが解散したため、
これ以降人に料理を教えなくなりました。
アニメでエリスに料理を教えてほしいと言われたときも、
「ジンクスがあるからできない」と断っていましたね。
物語序盤での活躍
ルーデウスとの出会い
ギースは旅の途中、
ドルディアの村で人族の子供が捕まっていることを知り、
子供たちを助けるためにわざと牢屋に入りました。
その際に冤罪で牢屋に入れられていたルーデウスと出会います。
ルーデウスには「新入り」と呼ばれていました(笑)
その後の戦闘ではほとんど役に立ちませんでしたが、
知識や情報の面でルーデウスに助言を与えるシーンがありました。
パウロとの再会
ギースは、その後ルーデウス一行とミリス神聖国へ向かいます。
そこで昔のパーティメンバーであるパウロと再会。
息子のルーデウスと喧嘩してしまったパウロに対して、
仲直りできるようアドバイスをしていました。
ゼニスの捜索
ルーデウスたちと別れた後は、
フィットア領転移事件で飛ばされたゼニスがいるとされるベガリット大陸へ行くことに。
そこでパウロらとともに、ゼニスの捜索活動を続けますが、
転移迷宮の攻略が困難と考え、ルーデウスとエリナリーゼに救援要請の手紙を出します。
ルーデウスとエリナリーゼが合流して戦力が整い、無事ゼニスの救出に成功。
この際のギースは戦闘面以外のことで、パーティを助けていました。
ギースは正体は「ヒトガミの使徒」
ギースのこれまでの行動は、すべてヒトガミの助言によるものでした。
戦闘能力皆無にもかかわらずS級冒険者になれたのも、
ドルディアの村でルーデウスに出会ったのも、ゼニスの居場所がわかったのも、
すべてヒトガミの未来予知能力によるものだったのです。
ギースとヒトガミの出会い
ギースはヌカ族の村長の息子で、
村にいたころは何不自由なく暮らしていました。
しかしギースはそんな安定した生活に退屈さを感じており、
小さいころから「冒険者になりたい」という願望を抱いていました。
村を出て冒険者を始めてからは、自分には剣術も魔術の才能もないことに気づき、
ある日魔物に襲われて死にかけます。
その時の夢の中でヒトガミに声をかけられたのが、はじめての出会いでした。
ヒトガミの正体や目的についてはこちらを参考にしてみてください!
ヒトガミの助言を受けて
ギースはヒトガミと出会って以降、
彼の未来予知のおかげで冒険者としてうまく立ち回り、どんどん冒険者ランクも上がっていきました。
しかしヒトガミのせいでギースの故郷「ヌカ族の村」は滅ぼされてしまい、
ギースはヌカ族で唯一の生き残りになってしまいます。
ヒトガミに裏切られたギースは、彼を恨んでもいいはずですが、
ヒトガミのおかげで冒険者としてランクも上がり、生き延びてこれたのも事実であるため、
その後もヒトガミとの関係を持ち続けていました。
こうしてギースは「ヒトガミの使徒」として動き続け、
しかも何度もループして打倒ヒトガミに燃えるオルステッドも、
ギースがヒトガミの使徒であるとは気づいていないほどうまく立ち回っています。
ギースの思い
ギースは原作21巻、ヒトガミを裏切ってオルステッドの配下になったルーデウスに対して、
手紙で自分が「ヒトガミの使徒」だったことを告げ、宣戦布告します。
ヒトガミ様は、善神ってわけじゃあねぇ。俺たちを利用するために、助言を与えていたんだろうし、たまには弄んだりもする。それがセンパイの逆鱗に触れたかもしれねぇ。でも、すべてひっくり返して裏切ることたあねえだろ。利用されたって、俺たちが受けた恩はまんま残ってんだから。じゃなきゃスジが通らねえ。
だからセンパイ、悪いが俺はこっち側につかせてもらう。
首を洗って待ってな。
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」21巻
こうしてギースはヒトガミを恨む気持ちもありながらも、
今まで救ってもらった恩を考えれば、スジを通さなければならないと考え、
ルーデウスと敵対する道を選びました。
ヒトガミの評価
ヒトガミのギースに対する評価はひどいもので、
「何もできないゴミ」と完全に雑魚扱いしています。
オルステッドはギースのことを「ヒトガミの切り札」と称していましたが、
ヒトガミにとってはただの捨て駒の1人でしかなかったようです。
しかしそんな誰もが警戒していなかったキャラだからこそ、
ルーデウスやオルステッドにとっては非常に厄介な存在となりました。
VSルーデウス
ギースは戦闘能力がないため、ヒトガミの助言を受けながら、
・剣神ガル・ファリオン(ギレーヌやエリスの師匠)
・北神アレクサンダー(英雄に憧れる最強の剣士)
・鬼神マルタ(世界最強クラスのパワーを持つ)
らを巧みな話術を使って仲間にしていきます。
そしてギース以外の「ヒトガミの使徒」、バーディガーディと冥王ビダとともに、
「オルステッド&ルーデウス陣営」と戦うことになります。
最終決戦
ギースとルーデウスの最終決戦は激アツでした。
ルーデウスは作中ではかなり高い魔力量を誇っていますが、最強ではなく、
装備を万全にして7大列強の下位と良い勝負ぐらいの実力です。
なので周りの人間を頼って、ギースとヒトガミに対抗しようとしていきます。
対するギースは巧みな話術で強者たちをつなげていきました。
しかし寄せ集めの集団だったギース陣営はそれぞれが自分勝手に動いてしまい、
結束のとれたルーデウス陣営に敗北。
最終的にはルーデウスの攻撃魔術「フラッシュオーバー」で身体を焼かれてしまいます。
その後ルーデウス、そしてかつての仲間ギレーヌと言葉を交わし、死亡しました。
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まとめ
今回は無職転生ギースの解説をしていきました。
物語序盤~中盤はただのいい奴という印象しかなかったキャラですが、
それが裏切られたときはかなりの衝撃でした(笑)
ギースに関して紹介しきれなかったエピソードもまだまだたくさんあるので、
気になった方はぜひ原作小説やコミカライズも読んでみてください!