今回はよう実2年生編9.5巻のネタバレ＆感想をまとめていきたいと思います。
9.5巻でも色々なことが起こりましたね！
この巻の全体的な印象でいうと、綾小路周りの恋愛事情や
2年Ａクラスの生徒との接触が多かったこと、
クラス内外問わず綾小路の実力が明るみになっていく様子を中心に描かれていました。
3学期の特別試験や退学フラグが立ってしまった生徒についても気になるところですね、、、。
それでは早速内容について触れていきたいと思います。
～目次～
よう実9.5巻あらすじ
「メリークリスマス。サンタの登場ですよ」
高度育成高校での二度目の冬休みがやってきた。軽井沢とクリスマスのプレゼントを買いに行くという約束は、軽井沢のインフルエンザにより崩れ、綾小路はイブからの数日を１人で過ごすことになった。
そんな中『えっと、今日、綾小路くんの昼間の予定ってどうなってるかな』『それは会ってからのお楽しみにいたしましょう。お部屋にお伺いしても？』『この後ちょっと顔を貸せ。30分後にケヤキモールの北口だ』、各クラスリーダーからの電話が絶えない状況となっていた。
一方「綾小路くんってただ暗めなクラスメイト……じゃないでしょ。隠し事があるっていうか」クラスメイトの間で綾小路に関する議論が行われ始め――!?
©衣笠彰梧/トモセシュンサク/ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編9.5巻
- 真嶋先生の恋愛事情
- 白波千尋と遭遇
- 鬼龍院楓花と接触
- 一之瀬との2ショット
- 堀北クラスの話合い
- 作戦を練る橋本、神室
- 新キャラ真田康生
- 坂柳有栖の告白
- 龍園の呼びだしと山村美紀の尾行
- 軽井沢恵と佐藤麻耶
- 関係の修復
- 図書館にて
- 新キャラ森下藍
- ひよりとのデート
真嶋先生の恋愛事情(12月24日)
今回は冬休み編ということで、日にちごとの綾小路の動きを追っていきましょう。
あらすじにも書かれていましたが、彼女の軽井沢がインフルエンザにかかってしまったことで、
クリスマスの予定がなくなってしまった綾小路。
そんな彼も元に一之瀬から電話がかかってきて、
綾小路はジムで軽く汗を流すことに決めます。
綾小路はジムに行くと、ベンチプレスをしている2年Ａクラスの担任真嶋先生がいました。
いきなり意外な人物と接触しましたね(笑)
真嶋先生は真面目にトレーニングをしていましたが、
お目当てはジムで働いている秋山さんという女性。
綾小路を使って、秋山さんの情報を掴もうとしてきますｗ
真嶋先生にとっては数少ないチャンスであり、
この出会いをみすみす逃すわけにはいかないようです。
ちなみに高円寺もジムで体を鍛えており、ジムの中ではかなりの有名人のようですね。
白波千尋の遭遇(12月24日)
ジムで軽く汗を流した綾小路は、
あらかじめ寄ると決めていたショップで何かを受け取り、
そのままフふらっとレンタルショップに立ち寄ります。
そこにはなんと、一之瀬大好き、白波千尋が音楽を聴いていました！！
白波は突然綾小路が現れたことに驚いていましたが、
「今から、ちょっとだけ、時間いいかな」
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と言って、たどたどしくも綾小路に色々質問してきます。
もちろん一之瀬との関係、一緒にジムに通いはじめた、部屋に連れ込んだ等の噂について。
「お互い、その、好き、とかじゃないよね？そうに決まってるよね。綾小路くんには軽井沢さんがいるんだから。」
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それに対して綾小路は、
「同時に複数の女性を恋愛対象として見ることだって、あるんじゃないのか？」
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ととんでもない発言をしてしまいますｗ
最終的には白波を納得させることができた綾小路。
2人のやり取りも新鮮で面白かったですね。
鬼龍院楓花の接触(12月25日)
クリスマス当日。
家電量販店の大セールの話を聞きつけた綾小路は、
欲しかったヨーグルトメーカーを買うためケヤキモールへ向かいます。
しかし並ぶ場所を間違えた綾小路は、ヨーグルトメーカーを買うことができず。
事前の情報収集を疎かにしていたことを反省し、悔しさをにじませていましたｗ
そんな浮かない顔をしていた綾小路の前に、鬼龍院楓花が登場。
綾小路が落ち込んでいた理由を説明すると、鬼龍院は可笑しいというように笑っていました。
このときの鬼龍院と綾小路の会話は、今後の伏線になってきそうな、
かなり面白い話題が3つありました。
➀留年することはできない
鬼龍院は綾小路への興味から、留年する道を模索していました。
彼女は無人島サバイバルでの綾小路の戦闘シーンを見て以降、
ずっと彼に関心を示していた
しかしどんなに高額なPPを支払っても、留年は認められないとのこと。
学校のブランドを守るためだと綾小路は考察していました。
➁綾小路への忠告
「君に限って油断や慢心があるとは思えないが、一応3学期は注意することだ。君が受ける次の特別試験、思ったよりも厄介なものが待っているかもしれないな」
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と鬼龍院は綾小路に助言を送っています。
3学期は学年末試験に目がいきがちですが、その前にもう一波乱ありそうです。
龍園も3年Ｄクラスの籾山という生徒から似たような助言を受けており、
クラスの核となる生徒に対し、3年生意図的に情報を開示していると龍園は読んでいます。
綾小路に関してはまだ南雲との決着がついていないから、
動きがあるとすれば学年末試験の前である可能性が高そう。
またこの巻では「綾小路は非情な選択ができる男である」ということが繰り返し話題になっていたことから、再び満場一致試験の終盤のような展開が起こりそうな気がしています、、、。
➁鬼龍院は財政界の人間だった！！
名前からして普通の家柄ではない雰囲気はありましたが、
やはり良いとこのお嬢様だったようです。
鬼龍院は大のおじいちゃんっ子だったらしく、綾小路に軽く昔話をしていました。
これで現時点で判明している財政界の人間の子供でいうと、
綾小路、高円寺、坂柳、神崎、石上、天沢、そして鬼龍院となります。
そして別れ際に鬼龍院は、
「ここではないどこかで、また近い将来再会できる気がしている」
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と意味深な発言をしていました。
現状鬼龍院は平凡な人生を送ることを望んでいますが、
将来的に財政界の人間として綾小路、ＷＲと関わることもあるかもしれません！！
一之瀬との2ショット(12月25日)
鬼龍院と別れた綾小路は、
カラオケに向かう星之宮先生と茶柱先生と少し話した後
クリスマスツリーの前で写真を撮っている一之瀬を発見。
なんとしてでも綾小路と写真を撮りたかった一之瀬は
それ以前に何人もの生徒を写真を撮り、
違和感なく綾小路と2ショットを決めようとしていました(笑)
一之瀬は誰も見ていないタイミングを見計らって綾小路の腕に手を回し、シャッターを押します。
その後、久しぶりに1年Ｄクラス宝泉和臣が登場。
どうやら宝泉は一之瀬のことが好きなようで、一緒に写真を撮りたかった模様。
完全にネタキャラになってしまった宝泉、、、ｗ
前園主催のクラス会議（12月26日）
この日は前園という、これまであまり印象のない生徒が主催する
クラスの今後のついての話合いが行われます。
メンバーは、前園、須藤、松下、池、篠原、小野寺、王、森の8名。
議題は綾小路清隆について！！！
前園は綾小路のことをよく知っているであろう、堀北や平田をあえて排除し
本音で話合いができそうなメンバーを集めます。
比較的綾小路を理解している須藤と松下は
できるだけ綾小路にヘイトが向かないように上手く立ち回りましたが
結局話合いはまとまらず。
しかし満場一致試験や9巻の特別試験で力を示した綾小路に対し
クラスメイトが懐疑的な視線を向けていることはわかりましたね。
そんな堀北クラスの生徒の会議を盗み聞き？していた橋本は、
やはり綾小路がとんでもない存在である、「坂柳有栖よりも上である」と結論づけます。
橋本はそのことを神室に伝え、神室もＡクラスは安泰ではないと悟ります。
そうして2人は綾小路に接触すべく、協力体制を敷くことに！
なんとなく、橋本と前園が繋がってそうな感じがする。
仮に橋本の彼女が前園だったら、綾小路の情報を握るためにわざと会議を開かせたと考えることができそう。
【新キャラ】真田康生（12月26日）
一方そのころ綾小路は、
クリスマスケーキが売れ残っていないかスーパーをウロウロしていたところ、
坂柳有栖に声をかけられます。
坂柳は同じクラスの真田康生という生徒と一緒にいました。
真田は学力Ａを持つ優秀な生徒で、特に目立った弱点もなし。
彼は吹奏楽部に所属しており、部内で後輩女子と付き合いはじめたようです。
そんな真田は後輩と部内の後輩と付き合っているのを坂柳に見抜かれてしまい、
それならばと彼女の誕生日プレゼントに何を送ったらよいか相談していた模様。
ちなみに綾小路が坂柳と親しげなことは、あまり良く思っていなかったようです。
坂柳有栖の告白（12月26日）
その後寮に戻った綾小路の元に、坂柳から電話がかかってきます。
坂柳は軽井沢の体調を確認した後、『お部屋にお伺いしても？』と言って部屋に上がり込みます！！
坂柳はケーキを買えなかった綾小路に、
有名店のショートケーキを持っていき、ケーキを食べ終えた2人は外を散歩することに！
そこで綾小路は坂柳の弱点について、
やはりクラスメイトとの距離が遠いこと、他クラスと比べて関係構築ができていない点を指摘しますが、
坂柳は未だ絶対的な自信をのぞかせていました。
しかし坂柳有栖はそんな話をするために、綾小路に接触したわけではありません。
「あなたに伝えたいことがあります。その位置で聞いていただけますか」
「私は、あなたを好きになっている」
「これは人間としてではなく、異性としての感情です」
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とまさかの告白をします。
まさか、こんな展開になるとは思ってませんでしたね(O_O)
綾小路は表情1つ変えることなく、坂柳有栖の告白を静かに聞き届けていました。
坂柳は2年生編9巻の一之瀬の言葉を受けて、
綾小路への気持ちに気づいてしまったようです。
坂柳は綾小路と別れた後
「あなたの計画は、夏の無人島試験の時から狂いはじめているんです」
「その事実があなたを、思いがけない方向へと変える第1歩になることをお約束します」
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と何かしらの秘密を抱えていることが明らかになります。
坂柳は一之瀬とは違い、
綾小路の感情を引き出し、困らせ、彼を壊したい、そして愛したい。
未来で彼がどんな決断をするのか、そこに面白さを感じているようです。
龍園からの呼び出しと山村の尾行（12月28日）
12月28日
綾小路と葛城は突然龍園に呼び出され、
3学期の特別試験についての話合いをすることになります。
葛城は龍園の参謀として、すっかり板についていましたね。
現状の情報だけでは、3学期の特別試験の内容や回数については読み切れず、
あまり濃い話合いにはならなかったようですが、
ここでは龍園と葛城の考え方の違いや
今後の龍園クラスの方針についてよくわかるシーンになっていました。
またこの3人の話合いを、
こっそり尾行して聞いていた人物がいます。
そう、2年Aクラス山村美紀です。
綾小路が山村の尾行に気づいてしまったせいで、
彼女は龍園や葛城にも尾行がバレてしまい、
そのことを坂柳に報告する羽目になってしまいました。
坂柳が山村の失策に対してどういう反応をしたかはわかりませんが、
その後も山村と綾小路はかくれんぼみたいになっていて面白かったですねｗ
軽井沢恵と佐藤麻耶（12月28日）
インフルエンザから回復した軽井沢は
親友の佐藤麻耶と休日を過ごしていました。
軽井沢は綾小路のことが気になって、
最初は浮かない表情をしていましたが、
何度も励ましてくれた佐藤のためにも、目一杯楽しむことを決意。
手を繋いでラブラブな2人の様子が印象的でした(^o^)
時刻は午後9時ごろ
佐藤麻耶は綾小路に電話をかけ、
軽井沢との仲直りについて色々質問を飛ばしていました。
綾小路は佐藤に対し、
「もし恵に何かあったら、守ってやってくれ」
「もし佐藤が守れない状況になったら、オレが恵を守る」
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という約束をします。
しかしもし佐藤が退学することになれば、
その後綾小路が軽井沢を守ったかどうが、佐藤に確認する方法はありません。
以前から言われていたことではありましたが、
佐藤からは退学の匂いが強くなってきましたね、、、。
軽井沢とは別れた！？（12月29日）
12月29日
綾小路は約3週間ぶりに、
軽井沢とまともに話すことになります。
綾小路は一之瀬の件で不安にさせてしまったことを謝罪し、
クリスマスプレゼントとしてネックレスを軽井沢に送りました。
プレゼントを受け取った軽井沢はその場で感極まり、
周囲には目もくれず泣き出してしまいます。
その後軽井沢は綾小路の体に密着し、デートを楽しんだ模様。
「このまま別れるのでは？」という予想もけっこうあったみたいですが、
一旦元に戻りましたね。
むしろ軽井沢の依存度が以前よりも強くなった気もする。
軽井沢はデート中も食事中もお風呂も寝るときも
片時も綾小路と離れようとしなかったようです、、、。
図書館にて（1月4日）
続いては少し飛んで1月4日
綾小路は学校の図書館へ向かいます。
そこには当たり前のように椎名ひよりの姿が。
ひよりは綾小路におすすめの推理本を見繕い、
その後プレゼントとして新品の本を送ります。
ちなみにこの本はクリスマス以前から準備しており、
いつでも渡せるように常に持ち歩いていたようです、、、。
ひよりが可愛すぎる(>_<)
その後綾小路は、部活動中の平田と須藤に遭遇。
平田は綾小路がひよりと仲良くしているという話を聞いて
複雑な表情をしており、呼び方も「清隆くん」ではなく「綾小路くん」になっていましたｗ
【新キャラ】森下藍
綾小路は図書館からの帰り道、
2年Aクラス森下藍という生徒に声をかけられます。
言葉こそ丁寧ではあるものの、神室や伊吹のような
高圧的で自己中心的な態度が印象的な森下。
そういえば、この巻は伊吹の登場がなかったな……。
森下はものすごい勢いでAクラスに迫っているBクラスが気になりはじめたようで
クラスの躍進の原動力となっている須藤、高円寺、綾小路に声をかけていました。
またかなり癖の強いキャラが出てきてしまったので
3学期以降の森下の活躍にも注目していきたいですね！
ひよりとのデート
冬休みも残り2日になった日
綾小路はひよりからもらったプレゼントに対し
自分はどうお礼をしたらよいかを考えていました。
結局綾小路は軽井沢に断りを入れて
ひよりと2人で遊びに行くことになります。
「ん？ん？ん？」
ひよりは軽井沢に申し訳ないという気持ちもありながら、
綾小路と出かけられることを素直に喜んでいました。
しかしそんなひよりと綾小路の前に、神室真澄が登場。
ついに作戦決行です。
そこに手を組んでいた橋本、そして鬼頭が合流し
なんと5人で遊びに出かけることになります。
結局橋本の提案を神室がすべて却下し、カフェでおしゃべりということになりましたが、ひよりも意外とその場に馴染んでいました。
橋本もひよりの頭の回転の速さに関心しているシーンもあり、
学年末試験を前に、Aクラスに目をつけられてしまったかっ！
そしてこの場で橋本は、綾小路を引き抜く、つまり『クラス移籍してこないか？』と提案します。
どんな手段を使ってでもAクラスで卒業したい橋本は、
他クラスから強い生徒を引き抜くことが、最も確率が高いと判断したようです。
綾小路は橋本の提案を前向きに検討していたが、その真意はわかりません。
Aクラスの3人は、坂柳からの呼び出しがあったのか慌ててカフェを後にし、
綾小路とひよりは本屋に行ったり、一緒に卒業しようと約束したりして2人はデートを終えることになりました。
ひよりにあからさまな退学フラグが立ってしまった、、、。
こうして3学期を迎えるところで2年生編9.5巻は終了です！
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まとめ
今回は2年生編9.5巻についてのまとめや感想についてまとめてみました。
綾小路の恋愛周り、特に坂柳の告白や、Aクラスの生徒との絡みが印象的でしたね。
また3学期に向けた話題も多かったので、10巻以降の特別試験もさらに楽しみになりました。
この時点で退学しそうなキャラでいうと、佐藤麻耶、椎名ひより、橋本、前園、それから一之瀬あたりでしょうか。
今回紹介しきれなかったエピソードも多くあるので、
気になった方はぜひ原作小説を読んでみてください！
